6年間の総決算の大会、そして卒業式・終了式が執り行なわれました。


ファイナルカップ。

神奈川県を中心に関東各県のラグビースクールから6年生主体のチームが集合し、小学校スクール生活最後の決戦を行います。
私は、昨年に引き続き、今年度も6年生を担当させていただき、この皆の思いの詰まった大一番をお手伝いさせていただきました。

土曜日の予選リーグでは、随所に魂のこもった好プレーが見られたものの、結果はかなり厳しいものとなりました。
前を見るのみ。

そして日曜日のボウル戦トーナメント。
準決勝の相手は秦野ラグビースクール。
準々決勝を大差で勝ちあがってきており、勢いがあります。
しかし今日の大和の選手たちはとにかく自分たちのラグビーをやりきることを考えていたようでした。
キックオフと同時に攻め続け、継続し、見事勝利を勝ち取りました。

この大会で更に成長している選手たちを目の当たりに。

そして決勝戦。
これが小学校生活本当に最後の一試合。
相手は多摩ラグビースクール。
こちらも準決勝で完封勝利を収めている強敵です。

運命のキックオフ。
お互い気迫あふれるぶつかり合い。
そんな中先制したのは大和CCRS。
勢いではこちらも引けを取りません。
それどころか、この瞬間も選手たちが更に進化しているのがダイレクトに伝わってきます。
しかしそれは多摩RSも同じこと。
強力な縦突破からのトライ。
更に逆転も許してしまいました。
勝負はここから。
ハーフタイムの選手たちの目は勝利のみを追いかけていました。

運命の後半。
がっぷり四つ。
お互い得点を重ね同点に。
激しいコンタクトプレー、縦への檄走、両チームの勝ちたいという気持ちと、このメンバーでラグビーができるのが今日で最後という感情が観戦しているコーチ、父兄の心を揺さぶります。

そして。

最後の最後、大和CCRC怒涛のアタック。
ゴーライン残り1メートル。
あと一歩。
しかし残り時間も尽き、ノーサイドのホーンが鳴り響くその瞬間。
ラックから出たボールをサイドでチャンスボールを待ち続けたウイングT選手へラストパス・・・。


感動の瞬間でした。
見ていた誰もが泣いていました。。
普段あまり感情を表さない選手たちも皆泣いていました。

大和CCラグビースクールの決勝トライが決まった瞬間でした。 


感動。
また選手からもらってしまいました。
ありがとう。


そして多摩ラグビースクール。
結果として大和CCRSが勝利を収めましたが、試合内容は互角かそれ以上。
本当に気持ちのこもったプレーの連続でした。
心からの拍手と共に敬意を表します。
ありがとうございました。
また中学で戦いましょう!


試合後の選手たちは全力を尽くした満足感のある笑顔。
それを見て我々コーチ陣は良かった、最後にしてようやく力を発揮できたと喜びつつも、もっと前から彼らの力を引き出すことができていれば、それを引き出せなかった我々のコーチングはどうだったのかと。
また来年度への宿題ができました。



そして卒業式・終了式。

中学3年生はスクールを離れ、それぞれの未来へ進んで行きます。
ラグビーを続ける選手、新たなるチャレンジする選手。
共に切磋琢磨したこの3年間はこれからの人生にかならず力となって自らを支えていくことでしょう。
卒業おめでとう。


そして小学6年生。
ファイナルカップでの喜びを知り、多くに選手が中学に行ってもラグビーを続けると言ってくれました。
私の気持ちは、自分の情熱をぶつけるものが見つかれば、ラグビーでなくても良いと思っていましたが、やっぱり続けると言ってくれると素直にうれしい。

ラグビーっていいぞ。

また共に汗を流せるかと思うと、今からワクワクします。

共にまた一から鍛えよう。
また来年度も、いや、ずっとこれからもよろしく。

ありがとう。







ファイナルカップ決勝戦後の両チーム
ナイスゲームでした
感動をありがとう




終了式でのキャプテンの挨拶
また一回り大きい存在となりました
中学でもよろしく