いい加減なマンションの修繕工事 | アサクラハウス&モアビルドのブログ

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マンションの大規模修繕を行う時に

次の修繕で何を直すのか
その予算でどうするのか
そして何処の業者に依頼するのか


大概の場合 そこの管理会社のアドバイスが大きく左右する
住民の中に建築に詳しい方がいると頼もしいですね
でも単純にその業者が見つかると疑われてしまう
なかなかいい業者を見つけることは難しい

建物の傷んだ処をしっかり直して長持ちする様にしてもらう

これが一番の目的ですよね
次の大規模修繕まで安心して暮らせる様にするのが肝心ですが
どうしても安い業者に軍配があがります
熾烈な見積り競争は1/2どころかもっと安くなる
どうしてでしょうか
そこには見積業者のモラルは同一とは言えないことがあります
同じ面積の工事がどんどん安くなる
本当にそれでいいのでしょうか
写真はまだ防水してから5年しか経っていないマンションのバルコニーの床の防水


 
防水の膜は極端に薄くてしっかり付着していません
これは防水層として機能していません

 

 

 



次の大規模修繕までこのマンションの劣化は加速するだけです
こういう業者の仕事で良いのでしょうか

 

この業者の仕様は水性ウレタンとなっています
しっかり塗装しても8~10年
本当にしっかり塗ったかどうかはともかく
大概の修繕業者は水性シリコンを選択します

 
 
大規模修繕は積立金で行われます
材料の選択自体に問題がなかったかどうか
こういう意味でも業者の選択はビルの維持管理に大きく影響します
病院の手術をするときと同じです
みなさんの健康もビルの健康もしっかり治療してもらわないといけません
塗料も防水も 材料を薄めたり、工程をごまかしても
出来上がり直後は施工前より綺麗になります
でも、その効果を期待することはできません


他のマンションで何年か前の仕事の評判を確認できると一番いいかも知れません

そこの会社のポリシーや担当者の資質 職方たちの丁寧さ
営業マンの巧みな話術に誤魔化されないで実際の仕事を確認することが大事と思います

まだ5年しか経っていないのに薄く剥がれる防水のバルコニーではダメです

 

 

 

 

 

 

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