「モールス」
監督:マット・リーヴス
出演:クロエ・グレース・モレッツ、コディ・スミット=マクフィー、リチャード・ジェンキンス
あらすじ:1983年の冬。12歳の少年オーウェンが暮らす団地の隣室に謎めいた少女が父親と越してくる。学校では陰湿な苛めにあい、家では精神的に不安定な母親との息苦しい生活に孤独感を強めていたオーウェンは、アビーと名乗る少女と夜の中庭で言葉を交わすのが楽しみになる。やがて、壁越しにモールス信号を送り合うようになり、アビーはオーウェンに苛められたらやり返せと励ます。同じ頃、町では連続猟奇殺人事件が起きていた。
予想していなかった系ホラー。
すいません、ちょいとネタバレします。
アビーははかなげな美少女。
いじめられていて一人ぼっちのオーウェンは、一人ぼっちの彼女と心を通わせようとする。
肉食系女子というか、血食系女子。
小悪魔な女というか、本物の悪魔系女子。
こ、こわーい。
こんな女の子に心を奪われてしまった少年の運命は大きく変わることでしょう。
アビーはさりげないキスで心を奪う。
枕元に「愛をこめて アビーより」なんていう手紙が残っていたら、ドキドキしてしょうがない。
でもね、アビーは超怖いんですよ。
出会ってしまったのが間違いの始まりだったのだ!
美少女には気を付けろ!
オーウェンに対する凄惨ないじめ、アビーを守っている謎の中高年男、漂う暗さと静けさ。
それでいて淡い恋心にキュンとなる感覚もよみがえる・・・。
なかなか引きこまれる作品でした。