土通草(どつうそう)を試飲 | 浅香椎茸園のブログ なばやまさんのなば作り

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原木を用いた椎茸栽培の作業状況などを紹介しています。

つちあけびを天日乾燥させたものを生薬の土通草と呼ぶことは、もうご存知ですね。
土通草は利尿、強壮にいいようです。

ここでひとつ疑問が・・・
「利尿」ってなに?

利尿作用とは、尿量を増やし、体の余分な水分を排出する作用のことですが、それにより、循環血液量が減るので間接的に血圧も下がります。
利尿剤の適応は、様々な原因で生じる浮腫(一般にはむくみと呼ばれている)の治療です。浮腫は、余分な水分が体にたまり、足や顔のむくみとして観察されるほか、腹水(お腹に液体がたまる)、胸水(胸膜腔に液体がたまる)などもあります。発症メカニズムは割愛しますが、それらの余分な水を尿をとおして排出させるのが、利尿剤の役目です。

お茶やコーヒーに含まれるカフェインも利尿作用を有しますが、こちらは、強心作用による循環血液量の増加に起因する作用であり、通常医療用としては、利尿剤にはもちいません。
BIGLOBEなんでも相談室より
http://soudan1.biglobe.ne.jp/


簡単に言うとたくさんのおしっこと一緒に体内の老廃物を排出し、体調を整えることでしょうか。

つちあけび酒はまだまだ先になるので、土通草を煎じてみました。
薬草を煎じる土瓶も買ってきました。1㍑用で3,150円でした。(ちょっと高い)

土通草は一日量10~15gを400mlの水を加えて煎じて1/2量に煮詰めた物を1日3回食間に服用する。


土瓶と土通草を準備しました。
土通草は中位ので3本でした。

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薬草は小さく刻んで煎じるので土通草もハサミで小さく刻みました。
すると、やっぱり中の茶色い物体が出てきました。

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そうなんです。
以前アップしましたがつちあけびの中には茶色い物(種子?)が一杯詰まっていたんですね。
大丈夫かなあ?
茶色いのが苦そうです。ガーン

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さて、早速煎じてみましょうか。音譜
でも、「煎じる」ってただ煮詰めればいいんでしょうか?

ちょうど母が漢方の煎じ薬をもらって来ました。
その煎じ方の説明書で分かりました。

必要量の水(私の場合400ml)に煎じる物(土通草)を入れて煮、沸騰したらとろ火で40分に煮詰める。そうすると約半分量まで煮詰める事ができるそうです。
ちなみに、容器は土瓶、土鍋、ホウロウ鍋にしなさいと・・・。鉄製は化学反応の恐れありだそうです。


出来上がった物は茶漉しで今日はコップに移しました。
煎じた物を長く置くと煮出した成分が戻っちゃうらしいですよ。
やっぱり、茶漉しの底には茶色い物が・・・しょぼん

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でき上がりました。ビックリマーク
色はこんな色でした。ちょっと、つちあけびの赤い色素が出ているのかな?
(コップに変な物が映ってますが、色だけ見てね。)

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問題の味は・・・
苦くありません。少し甘い香りがありますが、甘くもなく、美味しくもありませんでした。
内容物のせいか、少し粉っぽい感じでした。
少し、蜂蜜入れたら美味しく飲めそうです。

まっ、薬と思えば飲みにくくありませんでした。


昨日、ちょっと粉っぽかったので、土通草を丸ごと入れてみました。

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やっぱり、無謀でした。
煮詰めてもこの色、やっぱり刻まないとだめですね。
飲みやすそうですが、貴重な土通草がもったいないだけでした。

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以上、土通草の試飲記録でした。効果は暫くたって現れるかな?


今回、煎じ方が分かったので、マンネンタケ、椎茸の足、カワラタケなど集めて煎じて見るかな?
ご存知ですか?
カワラタケはシイタケ栽培で雑菌ですが、免疫力を高める多糖類がもっとも多く含まれるらしいですよ。


では、おやすみなさい。Zzz…(*´?`*)。o○