今日私は人生3度目の胃カメラを飲んできた。
私は飲みたくて飲んでいるわけではないのだが、2~3年に1度は医者に「胃カメラ飲んでみましょうか」と言われるようになってしまったので仕方ないのである。
ただし「胃カメラ前日は9時以降は水かお茶だけしか口にしないで来て下さい」と言われるため、昨日のお花見の後も何処へも立ち寄らずに帰ってきたし、「検査後は脂っこいものや刺激のあるものを食べず、コーヒーもお酒も飲まないでください」と言われるので、検査後の昼食はざる蕎麦を食べ、夕食は根三つ葉のおひたしと切干大根と人参の煮物と胡瓜の漬物で、ご飯を軽く一杯食べるだけで済ました。
なので今明日はカツ丼にしようか、焼きそばにしようかと思っている。
しかし、いざ明日になって何を食べようかとなると、あっさりしたものを食べたくなり、お茶漬けを食べてしまうあたりが年なのかもしれない。
頭の中では大好きなカツ丼を食べたいと思っているのだが、胃袋の方はそんな私の好みについて来れないようである。
それでも3回目ともなると胃カメラには慣れてきたようで、さほど苦痛にも感じなくなってきた。
今日などは私がカメラを呑んできたと聞き、孫達は興味津々であった、
「ねぇジイジ、飲んだカメラは何処から出すの?」
「線が繋がっているから引っ張ればでるんだよ」
「ふーん、で何を撮ったの?」
「お腹の中だよ」
いくら説明してもわからないようなので、写真を見せてやった。
「えーっ、これがジイジのお腹の中なの?」
そんな話しが延々と続いた。
最近思うのだが、年とともにあちらこちらガタが来ているのだが、そのガタが来た箇所との付き合い方がうまくなってきているようで、医者に言われた通り検査にも行くし、薬もきちんと飲んでいるうちに、それなりに楽しみ始めているのである。
とはいうものの、又明後日病院に行かなくてはならず、忙しいことだ。