吉田邸にてガラスを愛でる by 原麻由美
先日、京都の美しい京都さん 主催の
「ガラス工芸作品と千枚漬け」という、まさに“美しい京都”な会に参加してきました。
場所は、京都ではかの有名な、吉田邸 です。
京都で、吉田邸及び吉田先生を知らなかったら・・
きっと・・その方は“もぐり”でしょう。(笑
と、そんなことないかもしれませんが、京都のエッセンスが今に生き、伝統の重みが重厚に落とし込まれた京町家です。
ちなみに、祇園祭でもお邪魔させて頂きましたが、二階から見下ろす祇園祭はなんとも可憐な町並みです。町衆の息遣いを肌で感じ、守ってこられたものの重みや、受け継ぐことの粋を感じることができました。伝統的な町家は使いながら保存していかねば守っていくことは難しいと言われますが、住でもって守ってらっしゃることに畏敬の念を覚えます。
ほんとにねえ、荘厳なのです。
この日は、ガラス作家の中村真紀さん を囲んで、作家さんの作品で京都の日本酒とお漬物を頂きました。
ちなみにー、日本酒は私が「節分あさしぼり」で一目ぼれ、じゃなくて一舐ぼれした増田さんの「月の桂」。微発砲のにごり酒です。初々しくて、恥ずかしくなるようなかわいいお酒でした。
そして、お漬物は偶然にも私が商店街プロジェクトにかませて頂いた際にご一緒した「とり市」さんのもの。千枚漬けです。
京都な一品を作家さんの作品で頂くなんて、しかも、吉田邸にて。この上ない贅沢に、ついつい杯はとどまるところを知らず、3時間+αの時間を堪能させていただきました。
2時間の会だったのにね。
会では、ガラスの歴史から素材、手法や趣き等々多岐にわたるお話を伺うことができました。
中村真紀先生は、こんな言い方失礼かもしれませんが、まさにガラスのプロフェッショナルです。
他の誰よりも、きっとガラスは先生に語られることを望むでしょう。
ガラスの質問は、すべて先生が余すことなく、惜しみなく、とっておきの情報までわかりやすく噛み砕いて説明してくださいました。
世界のガラスの話から、日本国内どこのガラスのお話も驚くほど明快に。
↓みんなの話を聞き逃すまいと、
なんとも忍術的な様子の吉田先生。
↓お酒がすすむとねー、
手がしっかりカメラをもてないのです。あかんやん!
ぶれちゃいましたが、博学な中村先生のお話の様子。
ちなみにー、たまたま中村先生のお父様がアートカウンシル のメンバーだと発覚。
そっちの話でも盛り上がっちゃいました。
↓これもぶれてるなあ。。
いろいろもってみました。
奈良漬はどなたの作品かしら?
一緒に行った友人が「今まで食べられなかったのに・・」
↓ガラスの器に千枚漬け。
↓始まる前に、会場をぱしゃり。
さすがの吉田邸でしょ?
まるでお茶会のようなセッティングに、
思わず「お先頂戴します~」とお漬物を頂きました。
もうねー、なぜか上座に座ることになってしまい、
また、美しい京都さんの会に参加させていただこうと思います。
席が空いてたら予約またします。
みなさんも、こんな素敵な会、一度ご参加されてみては?
by原麻由美