私は、魔物を討つ者だから…。
【Kanon】5話 魔物たちの小夜曲-serenade-
物語は深く静かに浸透する。
◆ストーリー概略◆
月灯りのみの学校の廊下で剣を振るう川澄舞。
何事かと祐一が問うと少女は答えた。
「私は魔物を討つ者だから…。」
一方水瀬家では、
真琴と祐一の不毛な争いは続いていた。
今回は真琴の入浴に気付かずに風呂に入る祐一が悪い。
(毎回祐一が悪いような気もするが…。)
深夜に真琴は闇討ちをしようとするが、
クシャミでばれてしまい、部屋まで強制送還。
風邪が治ったら相手をするという祐一に、
今日のところは許すというツンデレぶりを発揮する真琴。
水瀬家の朝。
何故か秋子さんと食事をするあゆ。
和食だったこともあり、秋子さん特製ジャムの餌食にならなかった。
今回も出会わない【名雪とあゆ】。
放課後、寝ぼける名雪と別れて舞と遭遇した祐一は
佐祐理を交えて階段の屋上(踊り場)で食事会。
タコさんウィンナーで舞を餌付けする祐一。
「あはは~。」
佐祐理の声がこだました。
食後に校庭で栞を目撃し、少し話し込む祐一。
元気になったら雪だるまを作る約束をして別れた。
帰り道、買い物に向かう真琴に
エロ本を買ってくるように頼む祐一。
本屋で恥をかいて激怒して祐一に地団駄踏んで問い詰めるが、
マンガと肉まん情報で買収されてしまう。
早速商店街でマンガと肉まんを大人買いする真琴だったが、
大量の肉まんと、マンガに集中する真琴を見て、肉まんを食べてしまう祐一。
その後再び地団駄踏んで抗議する真琴だったが、
購入資金が秋子さんに頼まれたお使いのお金だった…。
夜、再び学校に行くと帯刀した舞。
コンビニおにぎりを手渡し餌付けを続行する祐一。
そこに祐一を脅かそうとついてきた真琴が
白いカーテンを被って現れ、
舞に串刺しにされそうになった。
「祐一、あの子に優しくしてあげて」
舞は祐一にそう言い残した…。
次回6話『謎だらけの嬉遊曲-divertiment-』
◆感想・雑感◆
名前のある女の人を登場順に…。
舞→名雪→真琴x2→あゆ+秋子→名雪x2
→舞+佐祐理→栞→真琴x2+秋子→名雪→舞+真琴
名雪は多いように見えるが、
1カットなどが多く時間的には短い。
名雪の見せ場はまだまだ先なのだろう…。
あゆは一度しか登場せず、
栞はCMを挟んで1シーン。
真琴と舞の割合が大きい5話だった。
「真琴に優しく」と忠告する舞は、
真琴の正体を感じているのだろう。
真琴の入浴シーンなどもあり、
サービスは怠らない点は評価できるが、
名雪の入浴シーンが見たかった…
(原作に名雪のそんなシーンは無い)
ストーリー的には、
もう少しペースを上げた方が良さそうな気がするが
それでもゆるやかだが進展している。
真琴シナリオから終らせるのかな?
未だに「観鈴ちんピンチ」のイメージを払拭できない…。
私にはAIRの印象が強すぎる。
どうすればリセットできるのか誰か教えて欲しいなり。
高レベルの作画と、
安心して見られる原作を知っているので
あまり不満は無いのだが、
あえて苦言を呈すると、
ちょっと進行が遅すぎるのが気になるかな。
あれだけの大作AIRでさえ1クールで収めるために
6話で美凪シナリオを終えて
観鈴シナリオに入っていたことを考えると、
Kanonに余計な贅肉が多すぎるかと…。
贅肉タップリの太めが好みの方もいるし、
体脂肪の少ないスレンダーな人が好みの方もいる。
私は無駄な贅肉はあまり好きじゃないので
ちょっとコッテリすぎて気になるという程度。
トンコツラーメンよりも、
あっさり塩ラーメンが好みなので、気になるだけ。
こってりトンコツが好きな人ならば問題ない?
Kanonは壮大な物語ではなく、
日常の奇跡を扱う物語だと私は思っているので、
贅肉部分が多くなると私はちょっと胃もたれするかも…。
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