助詞 「～エ」（～の）

（エ、～の）

所有などを表す助詞「～の」

■形

（エ、助詞：～の）
（→体言 参照）

◆例

（ノエ ギョトゥロ、君のそばへ）
の

（ノエ、君・お前・あんたの）

◆助詞（エ）、合成母音字（ウィ）

（エ）
は、

で合成母音字ですので通常は「ウイ」と発音します。

例えば、漢字「意味」はハングルでは

（ウィミ、意味）
といいます。

◆人称代名詞

（ナ、僕・俺・あたし）

（チョ、私・わたくし）

（ノ、君・お前・あんた）
の場合は

（ナエ、僕・俺・あたしの）
（チョエ、私・わたくしの）
（ノエ、君・お前・あんたの）

は、それぞれ次のように縮約されて表現されます。

（ネ、僕・俺・あたしの）

（チェ、私・わたくしの）

（ネ、君・お前・あんたの）

ちょっとややこしいのですが、上記の縮約形でない
人称代名詞

（ネ、僕・俺・あたし）

（チェ、私・わたくし）

（ネ、君・お前・あんた）
は、主格助詞
（ガ、～が）
と

（エゲ、～に）
の縮約形

（ゲ、～に）
の前に使われて

（ネガ、僕・俺・あたしが）

（チェガ、私・わたくしが）

（ネガ、君・お前・あんたが）

となります。

さきほどの人称代名詞

（ナ、僕・俺・あたし）

（チョ、私・わたくし）

（ノ、君・お前・あんた）

に

（ガ・ゲ、～が・に）
がつくことはないので注意が必要です。

ちなみに

（ネ、僕・俺・あたし）
の謙譲語が

（チェ、私・わたくし）
になります。
（謙譲語：尊敬語の一種、自分をへりくだる言葉）

（ネ、君・お前・あんた）
の口語体では、みなさんよくご存知の

（ニ、君・お前・あんた）
ということになります。
（口語体：普段の生活の中で話される会話言葉）

パンマル人称代名詞は

（ナ・ニ・ノ）
と覚えるのが語呂もよくいいと思います。