パッチム 「濃音化」
パッチムの音声変化は、
7つの発音変化をクリアできれば
だいたい押えたことになるという
話を前回しました。
7つの発音変化を以下の順番で、
確認しましょう!
①連音化(→有声音化→口蓋音化)
(→連音化
参照)
↓
②濃音化([k]→[?k]、[t]→[?t]、[p]→[?p])
↓
③激音化([k]→[kh]、[t]→[th]、[p]→[ph])
↓
④弱音化と無音化(ヒウッの)
↓
⑤鼻音化(<a>、<b>、<a>+<b>)
↓
⑥流音化
↓
⑦[n]の挿入
です。
今回は、②の濃音化について解説します!
パッチムの発音が[k]
ㄱ,ㅋ(キヨク、キウク)
など
パッチムの発音が[t]
ㄷ,ㅅ,ㅈ(ティグッ、シオッ、チウッ)
など
パッチムの発音が[p]
ㅂ,ㅍ(ピウプ[平音]、ピウプ[激音])
などの場合
次に平音
ㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅅ,ㅈ
([k],[t],[p],[s],[t∫])
が続くと、その平音は濃音
ㄲ,ㄸ,ㅃ,ㅆ,ㅉ
([?k],[?t],[?p],[?s],[?t∫])
に変化します。
(→合成子音字5個
参照)
これを濃音化といいます。
◆[k]の例
학꾜(ハク ッキョ、ゆっくりと発音した場合)
하꾜(ハ ッキョ、普通の速さで発音した場合)
になります。
학생(ハクセン、学生)
を発音どおりにハングルで書くと
학쌩(ハクセン)
になります。
낙지(ナッチ、タコ)
を発音どおりにハングルで書くと
낙찌(ナク ッチ、ゆっくりと発音する場合)
나찌(ナ ッチ、普通の速さで発音した場合)
になります。
받다(パッタ、受け取る)
を発音どおりにハングルで書くと
받따(パッ タ、ゆっくりと発音する場合)
바따(パ ッタ、普通の速さで発音した場合)
になります。
낮잠(ナッチャム、昼寝)
を発音どおりにハングルで書くと
낟짬(ナッ チャム、ゆっくりと発音する場合)
になります。
◆[p]の例
합격(ハプキョク、合格)
を発音どおりにハングルで書くと
합껵(ハプッキョク、ゆっくりと発音する場合)
하껵(ハ ッキョク、普通の速さで発音した場合)
になります。
없다(オプタ、ない)
を発音どおりにハングルで書くと
업따(オプッタ)
になります。
追伸:
9年ぶりに父親の兄弟に会いました。
皆さん共通して言えるのは、
耳が遠くなったな~ということでした。
でも、やはり、年輩者の話は勉強になります。