ついに、病院と離れる事になり、時間も決まり、後は、部屋を片付けて退院の準備です。
住む場所は以前とは全く環境の違う場所。
入院中に叔母と賃貸契約をしていて、その入居日に合わせての退院になりました。
半年間お世話になった入居セットを配送し、後は迎えの車を待つだけです。
皆仲間が集まってくれて、
『アル中さん、戻って来ちゃダメですよ』
とか笑って冗談を飛ばしてくれたりしました(笑)
一緒に生活してた仲間ともアドレスなどを交換し、最後のお別れになる事を祈り、お別れしました。
（また会う事はスリップをして戻って来ると言う意味になってましたのでね(笑)）
車に乗り込み、半年間お世話になった病院ともお別れです。
ここからは、私が門出に立ち、
人生の再スタートとなります。
私の意気込みは、新たな自分で、再出発と言うより、生まれ変わった新しい自分での、第一歩となるスタートですかね。
そして、なぜ住む場所をかえたのか？
それは、主治医にも提案されたんだけど、同じ環境で、同じ職場に戻る事はかなり危険になると伝えられました。
私自身も、あのアル中地獄を過ごした場所には到底住める自信が無かった為、あえて違う場所にしました。
だって地元では、酔っ払って玄関先に寝てたり、救急車で運ばれたり、いつも片手に酒を持ってベンチに座ってたり、
そんな奴が帰って来たなんて、恐ろしいでしょう(笑)
しかも私自身も、外泊などで地元に帰った時、色々とフラッシュバック（過去の出来事を思い出し、現実とかぶる現象）が起きて、また恐ろしい気持ちにさせられてた事もあります。
なので、違う場所に退院後の生活場所を設定しましたね。
後は、自然に身を任せ、病院でならった教訓を生かし、生活して行くのみです。
内心はもう、怖くてたまらなかったですがね。
周りに知り合いが居ないし、全てを自分自信でやって行かなきゃいけないし。
前までの生活では、当時、付き合ってた彼女とか兄弟などに甘えて生活してた事もあり、
一人暮らしと言うこと自体が始めての経験でしたので…。
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