皆さま、こんにちは!
連日、暑い日が続きますね。
こんな日は温泉に入ってさっぱりしたいところですが…
鉄道と温泉が楽しめると言えば、ここですよここ!
「日本最古の温泉」として、
鉄道ファンじゃなくても超有名な愛媛県の道後温泉。
その最寄り駅が、伊予鉄道市内線のひとつである城南線の終点である
道後温泉(どうごおんせん)駅でした。
道後温泉駅は市内線の前身である道後鉄道の手により
明治28年に開業した駅です。
現在の駅舎は、明治44年の改軌(762ミリ→1067ミリ)に併せて
建てられた駅舎を模して、昭和61年に建て替えされたモノなんですって。
駅舎の中は後ほどじっくり見ることにしまして…
道後温泉駅の印象ですが、とにかく人が多い!
道後温泉に訪れた観光客を満載列車やバスが、
次から次へとここにやって来るのです。
だから、どこを見ても人だらけなのですよ。
ホームに人がいない写真もこれが精一杯。
列車がいない時間帯は線路点検が頻繁に行われているみたいですね。
そして、人の多さのピークはこの列車が到着した際に起こるのでした。
坊ちゃん列車!!!
坊ちゃん列車とは、市内線の前身である道後鉄道で
明治21年から67年間運行されていた蒸機列車です。
夏目漱石の小説「坊ちゃん」に登場することから
この名で親しまれていたみたいですよ。
その列車がディーゼル機関搭載で復元されて平成13年に復活。
現在も道後温泉駅-松山市駅間で運行されているのでした。
自分もこの列車に乗りたかったですけど、人気過ぎて、
直前でのチケット入手が出来ませんでしたのよ、とほほ…。
でもでもご安心を。
坊ちゃん列車に乗れなくても、
道後温泉駅ではその姿を十分に楽しめることが出来るのでした。
場所はこちらです。
道後温泉駅の西側には列車を行き違いさせるための引き上げ線があり…
そこから東側にまっすぐ延びている線路。
実はこれが「坊ちゃん列車」の展示用の線路なのですよ。
一日に数回、ここに「坊ちゃん列車」が入線して、
列車を間近で眺めることが出来るのです。
市内線は沿線がどこも多くの自動車が行き来しておりますので、
じっくりと眺めるなら、ここが絶対におススメですからね。
タイミング良く、道後温泉駅に「坊ちゃん列車」が到着しました。
列車は引き上げ線に入線して客車と分離。
機関車がスルスルとその先に上がってゆきます。
その後の機関車はというと…
回った!?
忘れてました。これってディーゼル機関車だったのですよね。
特異な転車装置を利用してクルクルと機関車が方向転換しました。
向きを変えた機関車は右側の線路に入線。
客車はというと…
わぉ!社員さんが手押しで移動させていたのですね!
暑い中、本当にご苦労様です。
こうして無事に、向きを変えた「坊ちゃん列車」が展示線に入線しました。
この後は付近にいた子供たちが(もちろん大人も)一斉に近寄ってきますので、
列車だけの写真を撮るなら入線直後がおススメです。
こんな光景が、道後温泉駅では毎日繰り広げられてますのよ。
道後温泉駅、楽しすぎる!
自分も鼻息を荒くしながら機関車を眺めます。
「坊ちゃん」列車は2編成あり、こちらは2軸客車を連ねた第1編成。
よくよく思ったのですけど…
紀州鉄道のキテツ1亡き今、2軸の鉄道車両の乗り心地が楽しめるのって、
ここと南阿蘇鉄道のトロッコ列車「ゆうつげ号」、
その他にもありましたっけ?
とにかく、とても貴重な存在の「坊ちゃん列車」でした。
行き交う列車もバラエティで、何時間いても飽きませんが…
せっかくここまで来たので道後温泉まで歩いてみました。
駅から歩いて15分ほどで、有名な道後温泉本館まで辿り着けますよ。
その時の様子と駅構内は次回に続きます。
(続きもぜひチェックくださいね)
【まったり駅探訪】伊予鉄道松山市内線・道後温泉駅に行ってきました。(後編)
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