皆さま、おばんです！
前回のブログでくま川鉄道湯前泉・多良木駅の訪問記を書きました。
熊本県南部に位置する球磨郡多良木町の玄関口の駅でしたが、
駅のすぐそばには、平成21年に廃止になった
寝台特急「はやぶさ」の客車を利用した宿泊施設「ブルートレインたらぎ」があり、
ここに泊ることが今週の旅の目的だったのです。
ズバリ言いますけどここ、とにかく面白かった！
鉄道ファンはもちろん、そうでない方も絶対に楽しめるはずです。
その様子、２回に分けてUPしちゃいますね。
この日は夕方に佐賀空港に到着する航空便で九州入りし、
レンタカーを借りて多良木町までやって来ました。
高速道路を使って約３時間、
下道を行くと約５時間（距離で約200キロ）の道のりです。
途中、寄り道をしながら向かったためか、
到着時刻は午後８時半過ぎになってしまいました。
チェックインの受付時刻は午後10時までですので要注意ですぞ。
チェックイン手続きを済ませると部屋の鍵を渡されました。
部屋は個室（シングルソロ）と開放式寝台があり、
料金はそれぞれ約3千円、約2，5千円と、超格安なのでした。
このわずかな料金でブルトレ体験が出来るとか、
ブルートレインたらぎ、ありがたき存在ですよね。
実は他にも受け取ったモノがありまして…
スタンプカードと、右が多良木町ふれあい交流センターの入浴券、
それと宿泊証明書が貰えました。
スタンプカードは10泊すると500円相当の割引券になりますよ。
がんばって貯めねば。
チェックインは、受付カウンターがある共有スペースで済ませますが、
係の方とお話をしたところ、
この日の宿泊客は自分独りだけだったみたいで。
「気兼なく、遠慮しないで寛いでってくださいね」
なんて言ってもらえました。
こんな利用客数で経営は大丈夫なの？と思いましたが、
こちらは多良木町が運営・管理しているとのこと。
利用客が１人だけでも、防犯のために係の方が宿泊されてるそうですよ。
女性客でも安心して泊まれる宿泊施設でした。
車内は自由に見学OKとのことで（なんせ泊り客は自分一人ですから）、
施設内をいろいろと見せて頂きましたよ。
まずはこちらから、今回、自分が宿泊した個室でした。
すべての寝台に共通したことですが、
コンセントが設けられていて寝台でもPCやスマホの利用が可能。
共有スペースではフリーWi-Fiも用意されているので、ネット環境は問題なしです。
トイレや洗面台は車両に元々備え付けのモノをそのまま利用…
…ではなくて、最新のサニタリーが設置されております。
（元々車両に付いてる洗面台等は一切利用出来ません）
こちらのサニタリー、車外に設置されているのですが、
車両に付いてた折り戸がそのまま仕切りとして利用されているのでした。
折り戸を手動で開け閉めする、あの感覚をもう一度体感したい人、
意外に多いのではないでしょうかね？
ブルートレインたらぎなら、いつでも自由に折り戸体験が出来ますぜ☆
この次は、誰もいない開放式寝台のお部屋を覗いてみました。
いつか、こちらも泊まってみたいな～
仲間同志での宿泊なら開放式寝台一択ですよね。
ここで行う宴会も楽しそうですけど、
寝台での飲酒飲食は禁止されておりますので、くれぐれもご注意を。
仲間との飲酒飲食は、共有スペース車両で楽しむことが出来ます。
ここには大型テレビも置かれてますので、
消灯時刻の午後11時までここで過ごすのもアリかもしれません。
「車掌室とか、いろいろ見ますか？」
男性のスタッフさんが、自分の耳元でそんなことを囁かれした。
もちろん行きますって！
こちらのスタッフさん、鉄道ファンが喜ぶことをよく理解されてますのよ。
以上、とにかく楽しいことだらけだったブルートレインたらぎ。
ホテルというよりは、ブルトイレ体験が出来るアトラクションって感じですよね。
それでいて、宿泊料金は１泊約３千円（個室）なのですからスゴイです。
こうして夜が更けてゆくのですが、
ブルートレインたらぎのお楽しみはまだまだ続きますが…続きは次回に。
（続きもぜひチェックくださいね）
鉄道ファンの聖地・ブルートレインたらぎに泊ってきた。（後編）
