皆さま、こんにちは!

 

今日はもういっちょ、

南海本線・二色浜(にしきのはま)駅の訪問記をいっちゃいます。

南海本線・二色浜駅

自分が二色浜駅に訪れたのは今年の2月のこと。

前日は熊本旅で、関西空港経由で仙台に戻る間際に

二色浜駅に立ち寄りましたが、

熊本は花粉が待ってたし(仙台よりも2カ月早い)、大阪は暖かかったし、

改めて日本列島の南北の気候の違いを感じさせられましたよ。

来週は釧路を旅する予定でしたけど、どんな服装でいたらいいんでしょ?

 

二色浜駅は昭和11年に開業した駅で、

当時は二色の浜海岸へのアクセスを目的にした臨時駅だったそうです。

(2年後の昭和13年に常備駅化)

戦前、南海電鉄の手によって二色の浜海岸は観光開発されてたそうで、

南海電鉄のHPによれば大人数が収容可能な宿泊施設もあったんだとか。

 

南海本線・二色浜駅

駅前の様子を見て、地元の事情を知らない自分は

「本当にこの近くに海水浴場があるの?」と思いましたが

約1,2キロほど直進した先にあるみたいですね。

 

駅前にはこんな案内看板が立ってましたよ。

南海本線・二色浜駅

南海本線・二色浜駅

 

今でこそ、駅から海水浴場まで徒歩で15分ほどかかりますが、

戦後間もない頃は、海岸線は今より内陸側にあったようです。

こちらは昭和21年に撮影された航空写真ですが…

南海本線・二色浜駅

駅周辺は住宅は見当たらず、当時は辺り一面田んぼだったようで。

右下に写るのが二色浜駅でした。

海水浴場まで一直線の道路で結ばれていたようですね。

 

航空写真を現在の地図と重ねてみました。

南海本線・二色浜駅

分かりづらいかもしれませんが、

湾岸線(府道29号線)付近より海側が砂浜だったようですよ。

 

なお、駅名の「二色」は浜辺の「白砂青松」から由来したものだとか。

南海本線・二色浜駅

二色浜駅は改装工事で白青のツートンに塗り替えられましたけど、

この色も駅名に合わせたものなんでしょうね、きっと。

 

府道より奥まった位置に駅舎がある二色浜駅。

南海本線・二色浜駅

最初から、わざわざこんな目立たぬ場所に造られたわけではなくて、

街の開発により駅前にお店が建ち並んじゃったようです。

詳しくは昭和21年撮影の航空写真で確認されたし。

 

開業から長らくは駅員配置駅だったそうですが、

4年前の平成24年に無人駅化されたようです。

シャッターで閉ざされた出札窓口がなんとも寂し気ですね。

南海本線・二色浜駅

 

二色浜駅は分岐器を持たない相対式ホーム2面2線構造です。

南海本線・二色浜駅

南海本線・二色浜駅

 

ここはラピートやサザン等の特急、急行列車が数多く行き交う区間で

二色浜駅を通過する列車がやたらと多いのですが、

意外なことにホーム間は構内踏切で結ばれておりました。

開業当時の面影を色濃く残す二色浜駅、堪らんわ~

南海本線・二色浜駅

 

以上、今年2月に訪れた二色浜駅でしたが…

南海本線・二色浜駅

南海本線・二色浜駅

改めて言うのもなんですけど、

ここが臨時駅だったことや、辺りに田んぼしかなかったことなど、

今では信じられない話ですよね。

今でもこの駅から海水浴場に向かう人っているのかしら?

そんな姿を見たら、思わずお小遣いをあげちゃいそうですよ(ただしJC限定)。

 

 

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