皆さま、こんにちは!
昭和62年に廃止された志布志線の廃駅巡りの旅、まだまだ続きますよ。
今回は岩北(いわきた)駅と岩川(いわがわ)駅編です。
(前回分もぜひチェックくださいね)
末吉駅を転用した「末吉鉄道記念館」をチェックした後は岩北駅跡に向かいます。
鉄道時代の駅業距離で6,1キロ、
両駅間は国道269号線で結ばれておりますので移動は超ラクですの。
岩北駅跡付近に到着しました!
目印は国道の北側に建つ岩崎郵便局ですぜ☆
郵便局の目の前には「岩崎郵便局前」停留所がありましたが…
以前は「岩北駅跡」停留所だったみたいですけど、
岩北駅が廃止されてから間もなく30年、さすがに変えられたようですね。
バス停から50メートルほど国道を下った所に岩北駅跡がありましたよ。
う~む、国道側から見ると今ひとつわかりづらいかも。
地元の皆さんのくつろぎの場、駅時代の自転車置き場で間違いなさそうですな。
ここが岩北駅の跡地だったことを示す石碑がありました。
その傍らには線路と車輪も…ボックスプレートの車輪、貨車から外されたモノか。
その他、信号機箱に踏切遮断機に、腕木式信号機に…
先の今町駅、末吉駅同様に、ここにも鉄道の廃品がいっぱい並べられてました。
岩北駅は志布志線開通から10年後の昭和9年に開業した駅で、
ホームが1本あるだけの棒線駅。
当時は有人駅で駅舎もあったそうですが、
後に取り壊されて近代的な簡易駅舎に変わったそうです。
こちらは昭和50年に撮影された岩北駅の航空写真ですが…
そこには貨物列車を牽引する蒸気機関車の姿が!
志布志線はC58が牽引する貨物列車の姿が見られる最後の路線として
鉄道ファンの人気を集めていたようですね。
ここに写る列車こそ、まさにそれか!
線路は公園より一段低い場所にあったはず…
ってここ、ホームの真上だったんですね!
廃線跡を転用して完成した自転車道。
その中間に位置する岩北駅跡ですが、
駅舎と線路以外はほぼ現役時代のままで現在も残されているようですよ。
お次は、再び国道269号線を伝って岩川駅跡地へ。
ここからしばらくの間は、国道と廃線跡を転用した自転車道が並走します。
曽於市大隅の街の中心地が近づいてくると、自転車道は車道に合流しました。
間もなくすると、岩川駅跡地に建ってる大隅合同庁舎に到着しました。
って、腕木式信号機が立ってるじゃないのよ!
ここですかさず昭和50年に撮影された航空写真を見る。
信号機が立つのは赤い矢印の先の位置。
この先、志布志駅側に貨物側線が分岐してますので、
信号機は元々この位置にあったモノかもしれませんね。
広い道路はすべて岩川駅の跡地を転用して作られたものです。
合同庁舎の駐車場。ここに岩川駅の駅舎があったはずですよ。
廃線跡を転用した自転車道もここまで。
廃線跡はこの先、山間の中を抜けてゆくことになります。
お次は大隅松山駅編ですが、またまた次回に続きます。
なんかこのブログ、そろそろ飽きられてきそうな気が…