皆さま、おはようございます!
昨日は肥薩線の駅巡りを楽しみました。
肥薩線といえば「SL人吉」の運行路線。
11月いっぱいで年内の運行予定を終えましたので
その姿を見ることは出来ませんでしたが、
蒸気機関車で街興しを行っている様子はしっかりと伝わってきました。
そんな肥薩線、自分は初めて訪れましたが、
肥薩線の絶景ポイントと言えば、
日本三大車窓の大畑ループや矢岳越えが有名ですが、
他にも球磨川の川沿いに面した駅が多くて
素晴らしい景色を堪能しちゃいました。
それともうひとつ、明治・大正期に造られた駅舎が、
ここまでくると、肥薩線は単なる鉄道路線ではなくて、
広大な鉄道アトラクションに思えてきちゃいました。
次回はぜひ、SLの運行時期に合わせて訪れたいですね。
さて、そんな肥薩線の沿線にはSLの保存車が多くあり、
昨日はそれらを見ながら歩きました。
現在「SL人吉」の運行に就く58654も、元はといえばここの保存車でした。
地元のボランティアさんの手により厚く保護されておりまして、
保存状態の良さから現役復帰を果たしなんですよね。
こちらには今でも、D51 170が美しい姿で保存されておりましたよ。
集煙装置が超カッコいい!
こんな重装備なデゴイチ、初めて見ました。
マジマジと見ていたところ、
鉄道OBのボランティアさんが話しかけてくれました。
「今日はどちらからおいでで?」
「せんだいです」
「ほう、鹿児島(県川内市)から」
「いえ、宮城県仙台市です」
「えっ、宮城から!?」
そりゃビックリすると思いますよ。
車で辿り着きにくい矢岳駅にレンタカーを乗り付けてきたんですから。
ついでに立ち寄ったのではないことを悟られたんだと思います。
その後、キャブに案内されじっくり見せて頂きました。
保存状態の良さが伺えるポイントですよね。
館内には58654が保存されていた頃の形跡も残っておりました。
お次は吉松駅前で保存中のC55 52です。
こちらは鉄道資料館が隣接しているんですけど、
残念なことに昨日は休館日。
館内を覗くと蒸気機関車の時代の資料が数多く展示されてるようで。
事前に開館日時、時間を確認しておくべきでした。
こんな形状の門鉄デフがあったの、知らなかった。
それにしても、屋外展示されているというのに、
改めて言うのもなんですけど、
スポーク動輪を持つ蒸気機関車って本当に美しいと思います。
こちらもキャブ内を自由に見学することが出来ますよ。
最後は蒸気機関車時代の石積みの機関庫が残る人吉駅です。
今年の6月、駅のすぐ側にはこんな建物がオープンしたのですよ。
MOZOKA868です!
正しくは「人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868」と
呼ぶらしいですが、
ここでは機関車が牽引する客車に乗車することが出来るんですって。
入館は無料、さっそく覗いてみましたよ。
機関車があった…のか?
SLじゃなくてバテロコ(バッテリー機関車)じゃん、とかって
バカにしちゃいけませんぜ!
こちらの列車、館内を走りめぐるだけではありませんで、
行路の途中で館内を飛び出したかと思うと…
屋外では肥薩線と並走し、
リアルな列車との離合まで楽しめちゃうのです。
ちなみにMOZOKA868の名称ですが、
地元の方言の「もぞっか(かわいい)」と
人吉市の郵便番号が由来だそうです。
ここの監修もドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治氏によるもの。
館内は水戸岡ワールド全開でした。
そのすごさについては後日、ブログにUPしますね。
さてさて、今日はえびの市内からスタートです。
天気予報を見ると、午後から雨だとか。
私のことはビショビショになっても、
カメラのことはビショビショにならないでください。