皆さま、おばんです!
先の大震災による津波被害で、
2年半もの間、分断された状態が続く仙石線ですが、
平成27年中の全線復旧に向けて、
修復作業が急ピッチ化されているようです。
今回の復旧に合せて、
東名駅‐野蒜駅を内陸側に移設する他に、
東北本線と仙石線が併走する松島駅南1キロの地点に渡り線を新設、
仙石線の列車を東北本線に乗り入れすることで、
石巻駅~仙台駅間を60分(被災前は70分)で結ぶという、
地元民にとっては嬉しい話題も飛び出しました。
そんな仙石線、
現在の復旧状況が気になりましたので、
ちょっくらですが眺めてまいりましたぜ☆
今回は画像が多めですので、覚悟してくださいね!
まずは東北本線と仙石線を結ぶ渡り線です。
東北本線の列車に乗って松島駅に近づくと、
1キロほどですが仙石線と併走する区間があるのですよ。
ここには保線車両を行き来させるための渡り線があるのですが、
左側の鉄柵の裏側に仙石線の路盤があります。
扱いは当然、信号場になるんだと思いますが、
どんな配線になるのでしょうかね?
列車の速度が高い区間でもありますので、
その構造が、今からとっても気になっておりましたの。
お次は仙石線の不通区間である高城町駅以北の状況です。
駅自体は地震による損傷は少なかったようですけど、
架線柱はすべて撤去されてしまったようですね。
陸前赤井駅近くにある赤井変電所が津波でやられてしまい、
平成27年の復旧で高城町駅以北は
ハイブリッド気動車で運行されることが決まってます。
ということは、この区間の電化復旧はもうない?
気になるなぁ…
石巻駅側も一部の道床が造り替えられたほか、
手樽駅といえば、個人的に気になったのが、
どうやらこれは無事みたい。
90年も前から残る架線柱ですから。
手樽駅、いや、仙石線のお宝として、
この先もずっと姿を残しておいてくださいませ。
線路は撤去されたものの、ホームも割れたままで、
復旧作業は進んでいないようでした。
といいますのも陸前富山駅、目の前に松島湾が広がっており、
堤防建設が完了した後に、きっと駅の整備が始まるんでしょう。
それにしても、陸前富山駅から眺められた風光明媚な風景、
【まったり駅探訪】仙石線・陸前富山駅に行ってきました♪(平成21年8月16日)
あんなに静かな陸前大塚駅だったのに、
見ての通り、大型のセメントサイロが建てられていて、
物々しい雰囲気に変わっていたんです。
割れてしまったホームはすべて撤去されてしまいました。
どうやら陸前大塚駅、
新しい駅に生まれ変わるみたいですね。
ここから北側は新線区間になるのですが、
それに合わせての造り替えなのかな?
行き違いが可能な構造の陸前大塚駅でしたけど、
どんな姿へと変わるのでしょう?
そしていよいよ新線区間ですが…
陸前大塚駅より北側に500メートルほど進むと、
奥に見えるのが、撮影ポイントでも有名な旧線で、
手前の赤いラインが新線となる場所です。
この辺りから路盤は高架線となり、
新しい仙石線、結構高い場所を走るようですよ。
新線区間には、東名・野蒜の両駅が移設されます。
この移設に併せて両駅の周辺には
JR東日本・東北工事事務所HPより拝借。
自分が見た限り、東松島市のこのニュータウン、
ハンパじゃない規模の大きさなんですよ。
ちなみに平成27年の仙石線・全線復旧の際は、
このニュータウンから仙台駅まで35分で結ばれるはず。
いやはや、全然仙台市内の通勤圏内じゃないですか!
仙石線の全線復旧、
街の構図を大きく変えそうな予感がしてなりませんね。
この先は、廃駅となる旧東名・野蒜の両駅、
そして新線区間の様子も見てきましたが、
こちらは次回のブログ記事にて。