皆さま、おはようございます!


大船渡線と三陸鉄道南リアス線が接合する盛駅ですが、

ここにはもうひとつ、貨物専業路線である、

岩手開発鉄道が接続しているのですよ。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d04120


盛駅の構内を見渡すと、

大量の黒い貨車を見ることが出来るのですが、

これが岩手開発鉄道の主力貨車、

ホキ100形(石灰石輸送用貨車)なのです。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d04121

このホキ100形、

国鉄が昭和26年から40年にかけて大量生産した、

セキ3000形石炭車をベースに設計されておりまして、

スタイルもこれに酷似しており、

JR貨物の無蓋ホッパ車なき今、

昔ながらの石炭車のスタイルを残す貨車として、

ファンには人気のある車両なんですよね。


岩手開発鉄道・ホキ100形は、

昭和35年から54年にかけて50両(101~150)が製造され、

更に平成12年に2両(151・152)が増備されております。


盛駅を訪れた際に気付かれた方も多いと思いますが、

駅舎側の側線には、

長らく使用されていない4両のホキ100形が留置されているんですよ。


上の写真のホキ101と、こちらのホキ102です。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d04122


そして、平成12年に最終増備されたはずのホキ151・152までもが、

なぜかここで放置されてますのよ。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d04123

ホキ101・102は検査期限が切れてから既に5年が経過し、

ホキ151・152に関しても3年が過ぎてしまいました。


余剰車である4両だと思うのですが、

最若番の101・102は理解出来るとしても、

なぜ最新鋭の151・152が、ここに留置されてるのでしょうね?


どことなく、腐食が進行しているように感じるのですが。