皆さま、おばんです!
ここらでちょっとコーヒーブレイクを。
自分が中学生だった昭和50年代半ばには、中央線を始めとする各線区に、
新型国電のパイオニアである101系電車が数多く残っておりました。
試作車である900番台を始め、中央本線乗り入れ車の800番台車など車種もバラエティで、
列車がホームに入ってきては1両1両を確認しながら特異車探しを楽しんだものです。
あのころは通勤電車も本当に面白かった・・・(^~^)
そんな101系電車が活躍する線区の中でも唯一、「線区限定仕様」として区分されていたのが、
武蔵野線仕様車・101系1000番台でした。
長大トンネルを有する武蔵野線のためにA-A基準難燃化が施された車両で、
101系電車の中でも初期車を中心に改造されたのが特徴でした。
先頭のクモハには、初期車特有の内ハメ式の尾灯を有した車両も多くいました。
(尾灯が小さく見えますよね・・・)
当時、中央線でも初期車は数を減らしていただけに、
武蔵野線は古い101系電車が楽しめる、魅惑の路線だったのです。
その後、私は武蔵野線に足を運ぶこともなく、
武蔵野線もいつの日か103系冷房車が活躍するようになり、
もう2度と101系1000番台には出会えないと思っていたのですが・・・
なんと!仙石線に1編成(4両)が予備車としてやってきたのですよ!
時は昭和62年のことです。
わずか3ヶ月という短い期間でしたが、朝の運用限定で活躍したのでした。
しかしその生涯も長くはなく、役目を終えた4両のうち2両は関東に戻され、
残された2両も解体のために塩釜港駅に搬入されてしまいました。
でもこの2両、結局は仙台港近くの運送屋さんが買っていったんですよね~♪
倉庫として活躍する101系の車体を毎日見ておりました。
なぜ写真を撮っていなかったんだろうと、今に後悔しております!(´Д`;)