皆さま、おはようございます!
青春18きっぷを使って楽しんだ因美線の旅,いよいよ完結です。
(前回までの様子もぜひ見てくだされ)
秘境駅・知和駅より歩くこと40分、
今回巡った因美線の駅では唯一、
最近になって駅舎に建て替えられた駅ですね。
「国内で最後まで腕木式信号機が使われていた…」
なんてチラシに書かれてましたけど、
現在、その形跡はまったくありませんでした、残念!
駅舎内には沿線風景を撮影した鉄道写真がズラリと。
因美線全通する以前、因美南線の時代は
美作加茂駅が終着駅だったそうです。
現在でも、智頭駅以南の因美線区間では唯一の
交換設備を持った駅なんですって。
駅舎は新しくなっちゃいましたけど、
開業当時からのホームの待合室が泣かせてくれますわ。
手前がかつて、大阪営林局の木材輸送で使われていた引込み線で…
この周囲は現在でも林業が盛んなんですって。
そういえば、先ほど歩いた街の周辺のも、
多くの木工場がありましたっけ。
こうして「3駅巡れればラッキー」なんて思いで始めた
因美線の駅巡りでしたが、
津山駅長さんのお力添えもあって、
3駅のノルマを完遂することが出来たのですよ。
あとは「寅さん映画」のロケ地となった
美作滝尾駅が回れれば大大満足なのですが…
次の列車で美作滝尾駅に向かうと
大阪駅に戻れるのは深夜…
でも、どうしても美作滝尾駅は見てみたい…
そこで、ここだけは奮発して
タクシーで美作滝尾駅に向かうことにしました。
タクシーの運ちゃんもとても気さくな方で、
街の様子や花見列車「スローライフ列車」のことなど
色々と教えてくれましたよ。
「男はつらいよ」最終作「男はつらいよ 寅次郎紅の花」の
ロケ地を記念して建てられた記念碑もありました。
駅舎内には撮影風景の写真が数多く飾られておりましたよ。
決して映画のセットではありません。
かつて鉄道手荷物輸送が盛んな頃に利用されたリアカーと検秤台。
全国の特急一覧表、泣いていいっすか?
駅をウロウロとしていたら、声をかけられました。
見ず知らずのお二方でしたが、
聞くと、姫路駅から津山駅までずっと同じ行程で移動していたとのこと。
実は自分もうすうす気付いていたんですけど…
なんせ自分、人見知りの東北の田舎っぺですから。
このお二人ですが、青春18きっぷで旅する
埼玉と神奈川の駅ファンだそうで。
そりゃもう話が合うのなんのってね。
マジで楽しい時間を過ごすことが出来ちゃいました。
次の列車に乗車してで大阪に向うことを話すと、
「智頭行きの列車に乗れば、
折り返しで次の三浦駅を20分楽しめますよ。
「その行程でも大阪着は一緒です!」と。
なんですと!
一度は諦めた桜が満開の三浦駅に行けるなんて…
美作滝尾駅のホームも桜が満開!
今回の旅ではいろんな出会いがあったなぁ。
この後は、姫新線~山陽本線経由で無事に大阪駅の到着しました。
今回の青春18きっぷ旅は明日でラスト。
でも行程はまだまだ長いんだな~これが。
(次回に続く)