皆さま、おはようございます!


先日のブログ で、

船岡駅前で静態保存中のED71型電気機関車と

オハフ61形客車をご紹介しました。


ED71の方はボランティアさんの手によって、

キレイな状態で保管されつつも、

一緒にいるオハフ61の方は腐食がひどく、

とても見れる状態ではなさそうな現状でした。


鉄道車両の保存は本当に難しいです。

鉄道車両の保管にはそれ相当の場所の確保も必要で、

簡単に出来ることではないのも周知の事実。

しかし片方では「日本の鉄道史」に欠かせぬ車両の引退も続き、

保管(解体はしない)はしつつも、

処遇に困っている車両たちを目にすることが増えました。


そんな車両たち、

利府町の新幹線総合車両センターにもあります。

それがコチラです。歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-a02120

200系新幹線電車のトップナンバー4両ですよ。


200系の保存車といえば鉄道博物館の222-35が有名ですが、

こちらは東北・上越新幹線の歴史とと共に歩んだ、

真の生き証人なのでした。


この4両を利府駅側から見ますと…
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-a02214

盛岡寄り先頭車・222-1


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-a02121

グリーン車・215-1


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-a02213

中間車・226-1


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-a02122

2階建グリーン車・249-5


見ての通り、4両とも相当に腐食が進んでおります。

2階建グリーン車組込みのH編成の引退に際して、

249‐5がこの地へやって来るまでは、

東京寄り先頭車の221-1と、

ビュフェ車237-1もここに並んでおりましたが、

この2両は晴れて保存車されることが決定、

現在は車両センター内の公園で姿を見ることが出来ます。

本当に幸運な2両ですよね。


ここからは私見なのですが…


正直、これらすべての車両を保存しようなんて、

到底不可能だと思うんですよね。

だって新幹線、本当にでかいですもん。

これだけ大きいな物を置ける場所なんて相当な山奥でしょうし、

それはそれで、またまた放置プレイだし。


ここ最近ではネコ耳新幹線の954・955型試験電車、

400系新幹線電車などが、

相次いでこの地で解体されました。

本当にもったいない話ではありましたが、

200系電車のように長期の放置の末に醜態を晒すのもどうかと。


E5系電車の量産で、

いよいよ終焉のカウントダウンが始まった200系新幹線。

はたしてJR東日本は、

これらの車両にどのような決断を下すのでしょうか。


保管はなかったことに・・・はイヤっすよ。