PCX用の『SP武川スポーツカムシャフト』をPCXに組み込んだので、時系列順に感想を書いてみますヾ(@°▽°@)ノ
走行の感想は1番下に書いてます☆
2012年2月上旬。
バイク雑誌のモトチャンプにSP武川からカムシャフトのが発売されたって記事を読みました(・∀・)
この時点では・・・2月中くらいには他のPCXブログの誰かがすぐに交換すると思うし、そのレビューを読んでそれから検討しようかなって思っていました。
パワーグラフ的にはそれなりにパワーが上がるみたいでしたが、アーツは石橋を叩いて渡る男、ゆっくり待てる男・・という感じで(;^_^A
2012年3月1日。
まだ誰も交換したというブログ記事が無い・・・そしてアーツは(決算時期なので)仕事が超忙しかったので交換の時間も取れないので、せめて交換作業の知識だけでも頭に入れとこうって思ったので、サービスマニュアルを読み始めました☆で、この頃になってようやくPCXはワンカムの2バルブエンジンだという事に気が付きましたよ(;^_^A・・・。
が、(ツインカム4バルブよりも)パーツ点数が少ない訳だし、フリクションロス(エンジン内部の各パーツが原因の抵抗)が減るのでこれはこれで良いモノなのかな、とも(シロウト考えだけど)思いました。
2012年3月2日。
4月中を目標にタケガワカムを組む段取りで行動開始する事にしましたヾ(@°▽°@)ノ
サービスマニュアルを更に読んでいくうちに交換する上での問題点は、
『デコンプ(カムシャフトにくっついている重りです)の移植』
『カムチェーンテンショナリフタストッパという工具を持っていない』
『タペットアジャストレンチという工具を持っていない』
『シックネスゲージという工具を持っていない』
『アーツは2輪の4サイクルエンジンを弄ったことがない。技術不足。』
『仕事が忙しすぎるので、作業時間は昼休みの1時間のみ(それも潰れる事が多い)』
↑でした。
↓で、アーツの考えた解決していない案?は、
『デコンプの移植』は・・・必要な工具がわからない、というのが問題でした。どうにもなりません・・・
『カムチェーンテンショナリフタストッパ』は、ウェビッグショッピングで見積り依頼を出しました。
『タペットアジャストレンチ』はスパナだしホームセンターで売ってるでしょう、ということにして放置プレイ。
『シックネスゲージ』は、4月まで余裕があるのでこれも放置プレイ。
『アーツは2輪の4サイクルエンジンの技術不足。』は、知恵と勇気でカバーだぜ!サービスマニュアルという『答え』もあるし・・・
『仕事が忙しすぎるので、作業時間は昼休みの1時間のみ(それも潰れる事が多い)』は・・・4月になれば仕事も落ち着くだろうし待てば問題なし!でも攻められる作業部分があれば使おう・・・
2012年3月4日夜。
『カムチェーンリフタストッパ』の見積もりメールが届きました。結果は、『14000円、在庫無し。』
この時点で工具も購入不可だし無理だなーって思ったのですが、サービスマニュアルを良く見てリフタストッパの動作を考えるうちに・・・『カムチェーンリフタストッパ』、なんとか作れないかな?と思ったので、ダメ元で調べることにしました・・・。
2012年3月7日昼休み。
ラゲージボックス下のスロットルの更に下にある、赤○部分がカムチェーンテンショナになります。
・・・ここまで分解して、『カムチェーンリフタストッパ』の穴の内部の寸法を取って、また再度PCXを組み立てる・・・それを昼休みの1時間でやりました。相当急いでの作業になりましたが、何とか休み時間内で間にあいました(^▽^;)
ちなみに内部の寸法は、細い割り箸に目盛りをエンピツで書いたものを用意して計測しました。
2012年3月8日夜。
わかたくさんがSP武川を購入されたので、デコンプについて質問をしてみましたヾ(@°▽°@)ノ
デコンプは移植しなくても問題なしって教えて頂けたので、デコンプ問題、これにて解決でした(‐^▽^‐)
詳細はココをクリック→ココ
2012年3月9日昼休み。
リフタストッパの制作デキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!詳細はココをクリック→ココ
2012年3月10日夜。
この時点での残りの問題は、
『タペットアジャストレンチを持っていない』
『シックネスゲージを持っていない』
↑のみになりました。4月まであと20日だし、買えばいいだけなんでまだまだ余裕だなって・・・この時点では思っていました・・・
2012年3月14日。
なんとな~くですが、仕事が3月下旬まで延期がになるって事が数件ありました。
んでアーツもなんとな~く今が攻め時かなってシックスセンス的に感じたので、SP武川のスポーツカムシャフトを発注しました・・・
2012年3月15日。
発注していた武川(スペシャルパーツTAKEGAWA)社製のスポーツカムシャフト(ハイカム)が届きましたヾ(@°▽°@)ノ
詳細はココをクリック→ココ
マフラーもノーマルマフラーに戻しておきました。(燃調が合わなくなるって説明書に書いてあったので)
テンションが上がったアーツはついでにシックネスゲージ(数百円)も発注しておきました(・∀・)
2012年3月17日土曜日。
現場監督が行方不明になり、建具の形が決まらないので18日が休みになりましたヾ(@°▽°@)ノ
(後日、奥さんにケータイを何らかの理由で?破壊された事を知りました・・・汗)
やはり今が攻め時・・・!という事で会社帰りにホームセンターで『タペットアジャストレンチ』を探したのですが、全然無いっす(>_<)
バイク用品のお店に行ったら代価品があったので買いました!
でも最後の『シックネスゲージ』が無い・・・18日が組みつけのチャンスなんですケド。
2012年3月18日日曜日。
朝メールを見ると、シックネスゲージが本日届く予定みたいでした。そして配達先は会社にしています。
で、朝から作業。作業は11時間でした。
関連記事はこちらから↓
『PCXのカムシャフトを社外品に交換してみよう!~準備編~』
『PCXのカムシャフトを社外品に交換してみよう!~カウル取り外し編~』
『PCXのカムシャフトを社外品に交換してみよう!~エンジンの取り外し編~』
『PCXのカムシャフトを社外品に交換してみよう!~エンジン内部の画像編~』
『PCXのカムシャフトを社外品に交換してみよう!~組み立て編~』
あと、作業中にエンジンからステムシール1式がでてきました・・・去年のエンジンのOH時の、バイク屋さんの忘れものですね(笑)あとタペット調整も全然合ってなかったです・・・。
一応ホンダドリーム店のお店なので、もちっと真面目にエンジンを組んで欲しいなって思いました・・・。
エンジンに関して。
↑のほうでチラッと書きましたが、アーツは2サイクルエンジンは多少弄ってきましたが、4サイクルは初めてでシロウトなんです。で、いざエンジン内部を弄ってみると、技術の差が発生する作業箇所はタペット調整くらいでした。パーツをエンジン内部に落っことしたりのミスをしなければ、初心者でもそれほど難しくはないのかなって感じました(^_-)☆
夜10時に帰宅。疲れていたのですが、パワーアップしたんで気分はルンルンでした♪(*^ ・^)ノ⌒☆
帰宅後、少しだけブログを書きました・・・
『PCXのカムシャフトを社外品に交換してみる!』の 見 ど こ ろ ダ イ ジ ェ ス ト!
2012年3月19日~27日。
『PCX用カムチェーンテンショナリフタストッパを作ってみる!』
↑の記事を書いておきましたヾ(@°▽°@)ノ
カム交換とセットで必要な作業です。この情報がいつか誰かの役に立てたらいいなって事で☆
2012年3月28日
SP武川のスポーツカムシャフトにリコールがかかりました・・・
関連記事はこちらから→『ココ 』
また再作業デスカ・・・などと30分ヘコみましたが、仕事が落ち着いたらカウルの取り外し方法を再確認する為、も1回バラそうって思っていたのでまあいっか、と思いました(・∀・)
2012年3月29日。
質問のため、SP武川社へ電話しました☆
Q1 普段は通勤で乗るのですが、再組みまでの間このまま乗ってても大丈夫ですか?
A1 大丈夫です。
Q2 何が悪かったのですか?
A2 問題ないとは思うのですが念のために交換して下さい。
Q3 じゃあ、交換作業はそんなに急がなくても大丈夫ですね。
A3 いえ、なるべく早くにお願いします。←ココは語気強めで念を押されました。
何が問題だったのかは教えてはもらえませんでしたが、A1&A3の回答から予測すると形状は問題無いけど強度不足だったのかなって思いました・・・。
2012年3月31日。
リコールのSP武川のスポーツカムシャフトキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!箱、品番などは同じでした。内容物もスポーツカム、説明書、SP武川のステッカーとこれまた同じ。
バイクのカスタムパーツ屋って不具合が発生しても放っておく会社が多いみたいですが・・・わざわざ連絡してきて対策品もすぐ発送してもらえるSP武川はけっこう良心的なのかなって感じました(・∀・)交換作業はメンドイけど(^▽^;)
2012年4月1日。
2回目のSP武川のスポーツカムシャフトの交換作業ですヾ(@°▽°@)ノ
今回は写真もあまり撮らずに(1回目は220枚くらい撮っていました)作業時間は6時間半。慣れるとやっぱ早くなりますね~о(ж>▽<)y ☆
で、リコール前、リコール後のカムをデジタルノギスでリフト量、カム間、ベアリングなどを計測してみたのですが、形状の差は見つけられませんでした。
やはり強度なのでしょうかね?
ノーマルカムとの比較では、リフト量が約1ミリ多いみたいでした(・∀・)
あと今回は組む時間に余裕があったので、SP武川カムのバリ取りと洗浄を徹底的にやってから組んでおきました(^-^)/
2012年4月12日。
SP武川のスポーツカムシャフトを組んでけっこう乗ったので、感想を書きますヾ(@°▽°@)ノ
現在のアーツのPCXの状態は・・・
ムーバルドリブン タイ仕様
駆動系 JOSHO1プーリー
カムシャフト ノーマル→SP武川スポーツカムシャフトNEW!
マフラー ヨシムラ→ ノーマルマフラーNEW!
オイル G1
プラグ イリジウムプラグ
エンジンOH 走行4500K時
走行距離 約9900K
ガソリン レギュラー
アーツ 身長168センチ 体重66K
タイヤの空気圧は、基準値に合わせてますですo(^▽^)o
↓で語るアーツの感想は、計器で調べたわけでも無く、すべてアーツの体感です。他の方が乗った場合は違った印象もあるかもしれません・・・が、とりあえず語ってみますです('-^*)/
始動時◆デコンプ無しで組んだ為か始動がスタートボタン押して2秒くらいかかる事もありましたが、特に問題無しです☆
念のためバッテリーを充電してからも試みましたが結果は同じなので、デコンプレスの為かと思われます。
アイドリング状態◆暖機中はよく注意して聞くとやや回転にバラツキがあるのがわかります。温まるとアイドリングが安定します。
アーツは4年くらい前、4輪ですがカム交換された車両に乗っていました。で、ハイカム入りエンジンはこんなモノだって知っているんで特に不安は感じませんでした。
音はノーマルと比べてやや強い感じです☆他の方には、タブン気付かれないくらいの音量の変化でした。
発進時◆基本、スロットル全開状態で発進してみましたが、時速20Kまでは特に変化は感じられませんでした。
JOSHO1プーリーは発進時がちょっとエンジンの回転があまり上がらないというのも影響しているのだと思います。
アイドリングストップシステム◆なんか4回に1回くらいエンジンのかかりが悪い事がありますねー^^;カム交換後はISSは使わない方がいいと感じました☆
フル加速中◆時速20K以降で約10パーセント加速力が増えた感じがしました(・∀・)!とても良いですね~。
あとエンジン音(マフラー音では無いです)が良いです。ギュイーーーーンという、ハイカム入ってます的な音が追加されたって感じです・・・この音、超気に入りました☆
だがしかし!うちのPCXにはJOSHO1プーリーを入れてあるんです。発進時から常にエンジンが高回転での走行になるので、低回転や中回転域でのパワーアップする感じはわかりませんでした(;^_^A。
ですが、このタケガワスポーツカム入りのパワー曲線をみると高回転でのパワーアップ率が多いので、タケガワスポーツカムの使い方としては正しいんだと思います。
あと、ノーマルマフラーの排気の詰まり感?みたいなのをけっこう感じますね~σ(^_^;)。SP武川社がマフラー交換の燃調マップ入りのサブコンを開発中らしいので、それを待とうと思っています。現在得に不便は感じないので、1年以内くらいはボチボチと待ちますので、時間をかけて良い製品を・・・などと思ってます・・・
買ってよかったSP武川スポーツカムシャフトでしたо(ж>▽<)y ☆
以上です(`・ω・´)ゞ