D&AD賞 2011展 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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さぁ、盛り上がってまいりました!

今年も、アド・ミュージアム東京にて、
“D&AD賞展” が開催されています。

「我こそは、クリエーティブだ!」 という人も、
「クリエーティブな人間になりたい!」 という人も必見のプログラム。
クリエーティブ魂を、これでもかと刺激されるホットな展覧会です。
いざ行かん!
星


さて、どんな展覧会なのかは、
過去2年連続で取り上げているので、説明は割愛。
そんなことよりも (←?) 、今年のD&AD賞の結果を早く紹介したいのです。
(2009年はコチラ、2010年はコチラ


さてさて、今年は、ブラック・ペンシル受賞作品が5つ、と豊作の年。
あの 《iPad》 や、

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-iPad


2010年に発売されるやいなや話題沸騰の超カッコイイ電球 《Plumen 001》 が、

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-Plumen 001


ブラックペンシル作品となっています。
この辺りは、順当な気がします。

意外なところでは、アメリカの男性用コロンのブランド 《オールドスパイス》 のCMが受賞。






受賞の理由は、 “どうやって撮影したのかと思う不思議な映像で話題を喚起” した点。
確かに、不思議な味わいのあるCMです。
ちなみに、アド・ミュージアム東京の会場で、ループ再生されている映像は、字幕付!
英語が苦手な皆様、ご安心を (僕も助かりましたw)


僕の中でのNo.1ブラックペンシル作品は、
アーケイド・ファイアというインディーズバンドの新曲 《The Wilderness Downtown》 のミュージックビデオ。

こちらは、何とGoogle Chromeを利用した最新webテクノロジーを駆使したミュージックビデオ。
最初に自分の育った場所や思い出の街を登録すると、
それと連動した自分だけのオリジナルなミュージアムビデオが上映されるという仕組み。
さぁ、Google Chromeを使っている方なら、今すぐ再生です↓
thewildernessdowntown.com


さてさて、ブラックペンシル作品は、5つでしたが、
ブラックペンシルに一歩及ばなかったイエローペンシル作品にも、ナイスクリエーティビティーな作品は多数。

個人的に、感銘を受けたのは、ヴィクトリア&アルバート博物館の回文の看板。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館


カラクリ仕掛けになっていて、半回転すると、反対に、その文字が現れます。
(・・・と文字で、説明するには限界がwアド・ミュージアム東京で映像を観てくださいw)


ファーバーカステル社の筆記具のポスターも、アイディアが秀逸。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ポスター


実は、こちらは、よ~く見ると、ひと筆。
線の太さを変えることで、絵を完成させています。
まず間違いなく、一筆書きの最高峰です (笑)


ラストは、FedExのポスター。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-fedex


言葉は通じなくとも、言わんとすることは、ちゃんと心に届きました。
さすが、FedEx。
ビジュアルというのは、世界の共通言語なのだと実感させられました。
いいポスターです。


来年は、自分が、D&AD賞を取れるように頑張ってみよう。




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