良い夫婦の模範が新婚家庭を破壊する」というのはちょっと驚かれるタイトルかもしれません。
もちろん良い模範を示す夫婦が悪いわけではありません。
それは受け取る側の問題によります。
特に、土台としての原則を無視して熱心に良い夫婦になろうとする時に起こる問題です。
すなわち・・・・
理想的な夫婦やその振る舞いを見てそのようになろうとすることです。
けれども
行動を真似すれば理想的な夫婦になるわけではありません。
たとえば、ある夫は
模範としている夫婦がいつも夫婦で一致して行動を共にしているのを見て
そのようになろうと思って、どこにでも妻を連れて行こうとします。
本当に妻がそれを願っているのだったら良いのですが
あまり気乗りしなかったら元も子もありませんし
それだけではなく
夫は、子供が小さかろうが妻が妊娠していようがお構いなしに連れまわそうとするなら
妻の心は益々さめてしまいます。
つまり、夫婦円満の理想の夫婦を目指そうとした夫の行動が
かえって、夫婦の一致を妨げてしまうのです。
理想的な夫婦になれるのは5年後、１０年後で良いのです。
形だけを真似して、信頼関係を失うようなことがあってはなりません。
特に最初の数年間は、関係を建て上げる上での調整期間なので
相手が嫌がることは決してしないでおきましょう。
また、妻も我慢しないで自分の意見を言いましょう。
さて
この話を書いているうちに私のある失敗を思い出しました。
私がヨーロッパを旅行したときに、バイクで長距離ツーリングしている多くの人たちが、夫婦なのです。
彼らは荷物を満載してツーリングします。
こんな感じです。
ですから、私も結婚したら、夫婦でそのようにツーリングしたいと思いました。
そして新婚当時考えたのは、チャンスは今しかないということです。
北海道では基本的に夏しか夫婦でのツーリングにはむいていませんし、
妊娠したらできないし
子供が小さいうちもできません。
つまり、新婚一年目のこの夏にしなければもうずっとしばらくできないだろうと考えたのです。
そして実行しました。
2泊三日のタンデムのバイクツーリングを
まあ、妻は私の趣味に付き合ってくれましたが、あまり楽しくは無かったようです。
ですから、夫婦の関係に理想を持つのは良いのですが、実現をあせらないようにしましょう。
P.S.
でも、この私のエピソードには後日談があります。
8年ぐらいかかりましたが、妻が心からタンデムのツーリングを楽しいと思えるようになったのです。
これについては
また時間があるときに詳しく書きたいと思います。
クリックお願いしま～す
にほんブログ村