いかなるモンスターも一定以上体力を失うと巣穴の中で睡眠を取って体力回復する。ティガも例外なく体力回復ために巣穴へ向かったに違いない。本来なら睡眠に入ったところで罠を使って捕獲という手もあるが、罠を使い切った二人には真っ向勝負を挑むしかなかった。当然狭い巣穴で戦うには馬鹿正直に立ち向かっても勝機は見えない。そこで必然的に残された策に頼ることとなる。



 二人は鍾乳洞を通り抜け、さらに最下層の洞窟へと足を進めた。氷の城を思わせる通路を抜け、霜で作られた真っ白な絨毯踏みしめて下り深層部へ進む。巣穴へ入る直前で二人は気配を消して身をかがめて静かに慎重に歩む。

内部の様子が伺えるようになり、そこでようやく二人は先回り出来たとこを知った。静寂のなかで氷の軋む音だけが唯一時を刻んふぇいる。



その時上空から突然『ドン』と黒い固まりが落ちてくる。着地したティガは辺りを見回すと危険を察知出来なかったのか。ゆっくりと枯れた巨木の下へ体を滑り込ませようとする。しかし何か胸騒ぎがするのか、すぐに寝ようとはせず周囲を警戒し続けた。二人の位置はティガの背後で物音を立てなければ見つからない位置にいた。それでもティガの警戒は自分たちに気づいているように見えて、自然と鼓動が高鳴るのであった。


左矢印思い出の太刀その25   思い出の太刀その27 右矢印


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