震災から1年経って改めて思うこと ブログネタ:震災から1年経って改めて思うこと 参加中

震災で思うのが、「確かさ」という「幻想」の崩壊です。

まず、我々の生活の元となり、「動かない」象徴とまでされる「大地」が、荒れ狂った竜のように動き回り、動かないことを前提に設計されていた人類の生活を脅かしたということです。


当然阪神でも以前あったことですし、遠い昔には関東大震災が関東地方を襲い、壊滅的な打撃を受けたことを話としては聞いていたのですが、やはり実感としては遠く、地面はいつまでも「確かに支えてくれるもの」と、漫然とした安心感を抱いていました。


その後の原子力発電に対する対応や、被災地への対応を見ても、これまで漫然と抱いていた国に対する「信頼の確かさ」も崩壊しつつありますし、「絆」といいながら、原発の近くに住んでいた人たちを排除する動きもあったり。そのような「人の良心」のような、漫然と信じていた確かさが幻想だと気づかされたり。


鉄道会社は可能な限り運行を継続するものだという何の根拠もない「確かさ」が幻想だと気づかされたり。


いろいろな「確かさ」が崩壊しました。


ただこれらの事は、本来何の根拠もなかったことで、崩壊してむしろ当たり前だったともいえます。

これからは、自分の事は自分で守る、ということを胸に、人を当てにせず強く生きていきたいと思います。