基礎代謝は年齢とともに

基礎代謝は、年齢や性別、体格、気温、体温、栄養状態などによって違います。
たとえば、男性より女性の方が低く、また生後１歳から年をとるごとに増え、
男性で１６才、女性では１３才ごろをピークに、その後年齢を重ねるに従って
徐々に減少していきます。


さらに、年齢や性別、体重が同じであっても、基礎代謝に個人差があります。
基礎代謝の高い人もいれば、基礎代謝量の低い人もいるのです。


では、なぜ年をとると基礎代謝が落ちてくるのでしょうか。


その大きな理由のひとつに、年齢を重ねるにつれて筋肉が減少することが
あります。　筋肉は全体重の３０％～５０％にもなるほど身体の多くの部分を
占めています。


このため、基礎代謝のうちもっとも多くのエネルギーが筋肉で消費されます。
あまり動かないで、腰掛けてばかりいるような仕事をしているときでさえ、
体内で燃やされているエネルギーのうちの９割は筋肉で使われていると
言われます。


しかも、この筋肉が安静時に必要とするエネルギーの６０％～７０％は脂肪から
得ているのです。


筋肉は、女性なら１８才、男性なら２０才くらいまでは、特に運動しなくても
成長によって増えます。ところが、筋肉はそれ以降徐々に減少し、
２０代の筋肉を１００％とすると、７０代になったときには、６５％～７０％にまで
減ってしまい、こうした加齢による筋肉の減少が、基礎代謝を低下させる
原因になるのです。 筋肉減少にストップをかける●●●


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