深い森の香りのジュニパーは、野鳥たちの貴重なえさになるジュニパーベリーの実と小枝から抽出されます。


小さな球状の緑色の若い実は3年かけて黒く熟成した実になります。



お酒のジンの香りづけにジュニパーの実が使われています。


ジンはオランダの医学者が、17世紀に植民地での解熱用の薬用酒として作ったのが始まりです。


オランダ貴族のウィリアム3世がイギリス国王としてイングランドに迎えられた時に、イギリスにジンが広まりました。


精油のことから話がちょっとそれましたね(笑)




さて、学名のJuniperus communisはラテン語の「若い果実」という意味。


日本では西洋ネズと呼ばれます。


グリム童話に「ネズの木」という怖ぁ~いお話があります。


義理のお母さんに殺された男の子をシチューにして食べ、骨をジュニパーの木の下に埋めます。


木の中から鳥が現れ、お母さんを殺し、男の子は甦るというお話というのが、ザックリなあらすじ。


(このお話は映画化されており、私の大好きなビョークも出てます♪)



古代ギリシャの時代から薬効が認められ、聖書にも登場します。


イエス殺害を企てたヘデロ王の追手から、聖母マリアが幼子イエスをジュニパーの木の陰に隠し、エジプトに逃げることが出来きました。


預言者エリヤが疲れきって、ジュニパーの樹の下で眠った。


このようにジュニパーは保護と再生の象徴として、墓場にも植えられていました。



精油の成分はモノテルペン炭化水素類が主要成分です。


そのなかでもα-ピネンを多く含みます。


「むくみ」に抜群の威力があります。


抗炎症作用や鎮痛作用にも優れるので、筋肉の疲れにもいいですね。


足がむくんで、肩こりでツライ! そんなアナタには、ジュニパーがオススメです。


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<むくみ対策ジェル>


 ジュニパー  4滴

 サイプレス  3滴

 シダー     1滴

 ローズマリー・カンファー 2滴

 キサンタンガム 小さじ1/2

 精製水     20ml


1 精製水にキサンタンガムを入れ、よく混ぜる。

 (ダマになりやすいですが、1~2時間ほど放置するとキレイに♪)


2 1に精油を加えて良く混ぜる。


3 つらいところに塗ってスッキリ!

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