先日、ホリスティックセラピーを受けてくださったFさんがセッションを受けての感想を ご自身のブログ  でUPしてくださいました。



同じような辛さの中にいる方の 何かのお役に立てればと思い、ご了承をいただいて、私からもセッションの流れを補足させていただきます。



この日は、年末にお母様を亡くされてからFさんの内側で起こった様々な感情、
抑えてきたもの、
今ある悲しみや混乱など、いろいろなテーマが重なる中でいらっしゃいました。



肉親やご家族の死は、それだけでもストレスも強いですし、人間として出てくる感情も大きなものがあります。



それ自体はとても自然なものなので、癒して解放、おわり。とはなりません。消化(昇華)して、統合していく過程もあります。しかし、その出来事や感情も渦中にいるときは気づきにくいですが、気持ちがひと段落したときに新しい波となって出てくるものもあります。



自然な感情も、奥深くに押し込めていればいるほど、その反動は大きくなります。



また、出来事にまつわるたくさんの思いは、時にがんばる力にもなりますが、
あるときには自分を追い立て、
責める方にも向かうときもあります。



どんなにがんばって、がまんしていても 自分を責めるその声は容赦がありません。



苦しい状況の中で、さらに追い討ちをかけるような、自分を責める声、罪悪感、

もっとできることがあったのではないか、という後悔。これはかなりきついです。




セッションでは、そのストレスの原因となる思いを探る時もありますが、今回は、掘り下げる前に今ある大きな苦しみや悲しみを見ていきました。



あまりに大きな感情は思考をぐるぐると堂々巡りにし、自分を責める、もしくは他人を攻撃する悪循環になります。


Fさんは がんばり過ぎるほどがんばってもまだ自分を責める声があったので、
それを解放する、というよりは
「眺めてみる」という形で、フォーカシングで今ある思いを見てからピクチャータッピングを行いました。


※ピクチャータッピングは、EFT(つぼトントンセラピー)とアートセラピーを組み合わせた手法なのですが、言葉にできないとき、自分の感覚がわからないとき、思考ばかりになって、本当の思いが見えにくくなっている時などにもオススメのセラピーです。





最初は「タイトルのない絵」という題の絵。EFTをしたあとにまた今ある感覚を見ます。


すると、今まで「ストレス!」と思っていたものが


「これは巨大なエネルギーだ。

これがあったらそりゃ大変だよ。

このエネルギーを何かに使えないかな?」

(Fさんの気づき)


と、ここで大きな認知のシフトが起こりました。二枚目のタイトルは「アイデア」です。 そこでEFTをすると、その壁となって自分を圧迫していた大きなエネルギーが外へ向かい、「切り開く力」をご自分の中に見つけられていました。


三枚目のタイトルは「開拓」。



絵の流れからも見えますが、Fさんの発見や気づき、エネルギーのシフトは大きなものでした。そして、これは全てFさんが持っておられる力です。



もともと持っている力、個性がストレスによって見えなくなったり、混乱や悲しみ、苦しみなどの感情が強いとき。状況を整理したり、自分の内側をみるときに、カウンセリングはお役に立てると思います。


ご家族の病気や看護、介護は当事者の方にしかわからないものがあります。
私も経験してきました。同情なんてまっぴらでした。(昔のドラマじゃないですが、同情するなら金をくれ!
と本気で思ってましたし。ものすごい怒りを持ち、抑えていました~。)



でも、Fさんのようにその「苦しみ」をもう一度違う形で自分力強くするエネルギーに変えることはできます。



苦しみや悲しみ、怒りという感情が出てくるのは自然なことですが、その感情に同化せず、


「○○と、感じている私がいるな。

その○○は良い悪いではない、

ただのエネルギーだったんだ。」


と気づくとき、苦しみの解放が始まります。


ただ、書くのは簡単ですが、渦中にいるときは難しいです。うっかりすると、そこでまた自分を責めたりもするので。(私もやりがちです。。。)


なので、強い感情があるときにはカウンセリングやセラピーを受け、ある程度、心の基盤ができたら、自分で見つめていく。という流れもおすすめです。


セッションを受けるタイミングが難しい方はワークショップでも眺めるワークをしたりするので、ぜひお越し下さいね。(3/11の昼・夜に開催します。⇒☆



Fさんご感想 ありがとうございました!



どのような形にしても、
一人ひとりの穏やかな時間を

お祈りしていますキラキラ



love&joy
AROHAM
kee