開店情報を知ってから２ヶ月、ようやく銀座まで辿り着けました。しゃぶしゃぶやすき焼きでもいいけど、自分としては初めての「せいろ蒸ししゃぶ」をせっかくなので注文。大きなせいろを持ってきて、女将や店員が作ってくれます。せいろだと肉汁や肉の旨味が残せるので、普通のしゃぶしゃぶよりも食材の持ち味が引き立つ、と同伴した飲食店関係者も申していた通り、他店とは味が違います。薬味とうまく合って、一味違うしゃぶしゃぶの味を堪能できました。食べるのに夢中で、せいろを撮り忘れたのが残念です。
また、コースの中では天使の海老が、揚物やフレンチなどでは良く食べていましたが、刺身では珍しい。さすが良い仕入れ先を確保しているようです。牛肉はレギュラーには山形牛などですが、近江牛のコースもグレード高く設定されています。単品メニューも充実しているけど、コースだけ充分満腹になりました。
バーカウンターもあり、食事以外のバー利用の客もいました。女将も料理人も店員も、いかにも「銀座の女」という感じで、筆者が慣れている祇園（の芸舞妓や御茶屋の女性たち）とは雰囲気が違います。これが銀座なんだぁ！とあまり書くといかにも田舎モノですが、筆者のような庶民が気軽に銀座の雰囲気を味わうには良心的でくつろげるお店です。