残念な使途不明金――恵比寿「いがらし」 | 『今夜もおお腹いっぱい』

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 今夜は仕事明けに、Facebook繋がりで教えて頂いた恵比寿の和食「和の食 いがらし」で夕食でした。
 
『今夜もおお腹いっぱい』-恵比寿「いがらし」

『今夜もおお腹いっぱい』-恵比寿「いがらし」

 メニューは表記の通り、先付の「水無月豆腐」は、夏越の祓の茅の輪を象った竹の輪を周囲に配しています。この中を箸をくぐらせて食べるそうです。色々と創意工夫が光ります。
『今夜もおお腹いっぱい』-恵比寿「いがらし」

 料理は奇抜なサプライスこそないものの、この季節の定番はきっちり押さえており、コースは「教科書的」な構成。和食を頻繁に食べてない人には惹かれるかもしれません。
『今夜もおお腹いっぱい』-恵比寿「いがらし」

 これは江戸時代の器だそうです。それにしては、磨き込んであるのか綺麗で、まだ充分使えます。店によっては「明朝時代の景徳鎮の」器とか出してきますけど、かえって神経がこわばって箸が操れなくなります。この程度の器が添えられている方が、食事のアクセントとしてはちょうど良い感じです。

 食事中、家族連れの子供がうるさい。そもそも未就学児は外食させないのが国際常識。筆者は息子が乳幼児の時には決して外食産業に行かせませんでした、人が集まる所で思わぬ菌に感染するかもしれないという危険もありますし。日本の場合は百万歩譲って目を瞑るにしても、子供を静かにさせるのは親の責任なのに、テレビゲームの音がうるさいとなると、さすがに店が注意すべきでしょう。まぁ、店側も我慢していたのだろうとは分かりますが。

 食事は手堅く着実に進んだのですが、会計がなぜか10000円越え。確か8000円コースに飲物だから、税サ加算してどこをどう計算しても1割近い「使途不明金」が(-""-;) 食事自体がスムーズに進んだだけに「終わり良ければすべてよし」の逆で、一気に食事の満足感も醒めてしまいました。帰りにネット上でマイミクさん達に尋ねると、やはりどんなに良い料理・良いサービスでも、不明朗に使途不明金が加算される店は論外だとのこと。当然の庶民感覚だと思います。料理は評価していただけに、残念な夕食でした。


和の食 いがらし割烹・小料理 / 恵比寿駅広尾駅