ホリスティック・ケア(自然療法)その2: サプリ | ワンコ便り・フロム・アリゾナ

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先日ホリスティック・ケア(自然療法)を行っているカレン先生の往診を受けて以来始まった、ココのホリスティック・ケア。数回に渡りその模様をお伝えしていますが、第2弾は「サプリメント」のお話です。

数年前、当時のかかりつけの獣医さんに勧められて与え始めた「Dasuquin(ダーズクウィン)」と「フィッシュ・オイル(魚の油脂を精製した油)」。「Dasuquin(ダーズクウィン)」は、グルコサミン、コンドロイチンに加えてお茶のエキス(カフェインは抜いてあります)、アボガド油、大豆油が入っ た、関節や軟骨維持のサプリ。フィッシュ・オイルは EPA,DHAと呼ばれるオメガ3系の不飽和脂肪酸を多く含んでいて、様々な効能があると言われています。例えば:

・アレルギー性皮膚炎の緩和
・関節炎、アレルギー、腸炎などの消炎効果
・免疫を高める
・脳を活性化させる
・抗癌作用
・腎臓病、心臓病の防止
・悪性コレステロールの減少

など。

「Dasuquin(ダーズクウィン)」は、カレン先生もお勧めのサプリのひとつだそうで、これは良し二重丸。問題はこのフィッシュ・オイル・・・。

フィッシュ・オイルは、犬用の物もありますが、我が家では人間用のフィッシュ・オイル をあげていました。コストコで購入した「お徳用ボトル」!カレン先生いわく、アメリカではフィッシュ・オイルの検査が比較的緩く、水銀が多く含まれているフィッシュ・オイルも多いのだとか。しかも、このフィッシュ・オイルで、1日に必要なオメガ3の摂取量を満たすには、フィッシュ・オイルのカプセルをココに最低4つほど与えないといけないとのことで、あまり質の良くないフィッシュ・オイルを与えすぎると、老犬にとっては逆にお腹の調子を悪くすることも・・・。実際にフィッシュ・オイルのボトルのラベルをよく見たところ、1000mg(約1ml)のフィッシュ・オイルに含まれるオメガ3はたったの300mg。あとの700mgは「ゼラチン」「グリセリン」「水」「トコフェノール」「大豆」。しかも、フィッシュ・オイルはイワシから取られたもの。一般的に、最良質のフィッシュ・オイルやオメガ3は、「鮭」から取れると言われています。


そこでカレン先生に勧められたのが、犬用として販売されている液体状の鮭のフィッシュ・オイル、デンマーク製の「Kronk (クロンク)」と、アメリカ製の「Grizzly Salmon Oil (グリズリー・サーモン・オイル)」。


早速近くのペット用品店にて、Kronk(クロンク)のフィッシュ・オイルを買ってみました。1ポンプ分(4ml)に含まれるオメガ3は1050mg。しかも脂肪酸以外の余分な成分が含まれていません。ちなみにこのお店での値段は、Kronk (250ml/8.8 oz) 17.99ドル、Grizzly Salmon Oil (237ml/8.0 oz) 16.99ドルでした。


以前はココにもフィッシュ・オイルを与えていましたが、ドッグ・フードをヒルズ・サイエンス・ダイエット「j/d (ジェイディー)」に変えた際、かかりつけの獣医さんに「ドッグ・フードで十分にオメガ3を摂取できるのでフィッシュ・オイルを別に与える必要はない」と言われ以来、ココにはフィッシュ・オイルをあげていませんでした。ところがカレン先生によると、「確かにドッグ・フードにフィッシュ・オイルは含まれているけど、加工されているから栄養価はあまりない」のだそうです。またもや唖然・・・

さて、次回はそのドッグ・フードのお話です。お楽しみに!

ホリスティック・ケア(自然療法)その1:「ハーブ」 → http://ameblo.jp/arizona-dogs/entry-11550422496.html

※ホリスティック・ケア、ハーブ、サプリ、ドッグ・フードに関しては、獣医さんの間でも色々な意見があり、どのようなケアを推進するかは、飼い主さん次第です。



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