しかし、「ここで私がうろたえてはいけない!」と、急遽Kokoを救急病院に連れて行くことに・・・。
救急病院で診断を受け、目の痙攣の原因はいくつか考えられると獣医さんから説明を受けました。考えられる原因は:
(1)脳腫瘍
(2)神経系障害
(3)中耳炎
(4)老犬によくある「前庭疾患症」
脳腫瘍の場合は、癌が他に転移していることがあり、一番転移しやすい場所は胸部だとかで、まずは胸部のレントゲンを撮ることに。加えて、血液検査・尿検査で腎臓などに異常が無いかも検査。延々と待った結果、レントゲン、血液検査、尿検査の結果は「異常なし」でとりあえず「ほっ」。 耳の内部も診てもらったところ、とくに中耳炎など起こしていない様子。(※中耳炎など耳の内部で炎症が起こっている場合、バランス感覚に障害をもたらすことがあるそうです。)よって、「前庭疾患症」と診断されました。
「前庭疾患」は老犬に突然襲い掛かる病気で、原因不明なことが多いのだそうです。目が痙攣するため重度のめまいを伴い、歩行も困難。めまいのため、吐き気も起きます。しかし、特に治療法は無く、2~3週間で自然と良くなるのを待つのみ。薬も吐き気を抑える市販の酔い止めの薬ぐらいしか与える薬はありません。救急病院で過ごすこと6時間。水分補給の点滴と、酔い止めの薬を打ってもらい、「本当に良くなるんだろうか?」と半信半疑で、Kokoと共に帰宅の途に着きました。
そしてそれから1週間。目の痙攣も治まり、Kokoは自力で立ち上がり、歩けるようになりました。食欲ももとに戻りつつあります。でも、まだヨタヨタ歩き、少し歩いては床にペタッと座り込んだり、転びそうになったりするので、Kokoが動き出すときには必ず付き添うようにしています。獣医さんが言っていたように、2~3週間で元気になって欲しいと願うばかりです。
Kokoは今まで病気ひとつしたことがありません。「元気、元気。」と思っていたものの、「やはり老化は確実に進んでいるんだなあ」と、今回ちょっと悲しい現実に直面した気分です。早く良くなって、まだまだ長生きして欲しい、そして少しでも快適な生活をさせてあげたいと思う毎日です。
Koko,早く良くなってね!