明けましておめでとうございます。

スタッフのりょうです。

今年もよろしくお願いします。

 

今年は、元日が夜勤でした。話はここから始まります。

 

僕は、自分がゲイであることは職場では知られています。

そのことについては良かったと思っています。

 

2日の夜勤明け後は、バーゲンに行く予定にしていました。先輩のKさん(30代既婚男性)に帰ってからどうするんですか?と訊かれたので、バーゲンに行くと、下着売り場に行くと伝えました。少ししてKさんが、「今ちょっと間違った想像していました。違うんですよね」と言ったので、「違いますよ」と答えました。女性ものの下着を着ている僕を思い浮かべてしまったようです。

 

 その前に、一緒に夜勤をしていたY君(20代後半独身男性)にも同じようにバーゲンで下着を買いに行く旨を話していました。嬉しそうに話す僕にY君は「女子か!」とツッコミを入れてきました。

 

そして、今日。Y君と仕事をしていたのですが、そのY君、元日に話したことを覚えていて他の人に「今日、彼(僕のこと)下着上下(女性ものの、というニュアンス)つけてますから」と言いふらし、聞かされたその人はかなりおかしそうに笑っていました。「なんでやねん!」とツッコみながら聞き流していました。その時思ったのは、結構長く一緒にいても、まだゲイとかホモとかおかまとかの類には、いわゆる女性的なイメージが思い浮かんでしまうのだなあ、ということでした。僕のふるまいのせいかもしれませんが。

 

今日の仕事も忙しく終わり、その帰り道。ふと思い浮かんだことがありました。

 

そもそも何の為にカミングアウトしていこうと思ったんだっけ?

 

思い返してみると、その理由は2つありました。

1.取り繕わず素のままの自分で人と接していきたかったから。

2.ゲイが当たり前のようにいると周りが思えるような世界にして行きたかったから。

 

2については僕なりの社会運動と位置付けています。カミングアウトすることによって周りが、そんな人(性的少数者)がいるなんて当たり前、自分の周りにもいるよ、と何かの折にそのことを自然に他の誰かに話すことによって意識が少しでも変わったら。それにより、誰かが誰かにカミングアウトした時にお互いショックを受けることが少なくなれば。

 

僕は、カミングアウトしてきて良かったと思っています。精神的にはかなり楽になりました。

 

ただカミングアウトについては、したい人はすれば良い、したくない人はしなくても良い、するべきだと思っている人はすれば良い、するべきではないと思えばしなければ良い。それは個人の選択だと思っています。

 

そんなスタンスを保ちながら、今年は「カミングアウト」をテーマに書いていこうかなと考えています。