子どもの習い事考。 ~教わるのがうまいタイプ | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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娘からもらった風邪で寝込んでいて、更新をちょっとお休みしてしまいましたが、 
ようやく調子も戻ってきましたので、ずっと下書き保存のまま更新できずにいた
子どもの習い事の「お教室えらび」という記事の続きを書いてみようと思います。


その記事の最後に、
習い事の「お教室えらび」は、周囲の評判などを参考にしがちですが、
それよりももっと大切なのは、子ども自身の特性を知ることなんですよね。

と書きました。


何かを勉強したり習ったりするとき、
人には「教わるのが得意なタイプ」「学ぶのが得意なタイプ」がいます。


教わるのが得意な生徒は、教えるのが得意な先生と、
学ぶのが得意な生徒は、学ばせるのが得意な先生と、
それぞれ相性が良いと言えます。


なので、子どもがどちらのタイプなのかな、ってことを知っておくと、
相性の良い(子どもを伸ばしてくれる)先生を見極めやすいわけです。


「教わるのが得意なタイプ」のキーワードは「理解」。


「教わるのが得意なタイプ」は「わかる」ってことが大事。
だから、段階を踏んでひとつずつ説明しながら教えてほしかったり、
こうすればうまくいくよ、と具体的なその「やり方」を教えてもらうほうが
スムーズに上達できたりします。


「教えてもらう」ことを得意とするので、
「自分で考えてごらん」って言われるのはちょっと苦手かも。


例えば、うちの娘の場合。

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尼崎にいたとき、最後に通っていたバレエスクールは
カリキュラム(レッスンの基本構成)が決まっていたので、
「いま何をすればいいのか」は、いつも明確。
ひとつひとつの動きの説明も、その意味を説明しながら
「だからこうするんだよ」と教えてくださる先生だったので、
何が正解なのかを分かって動くことができる、という感じでした。


その後、関東に引っ越しをしてきて最初に入ったスクールは、
説明もアドバイスも、いつも割とざっくりしていて
「自分で考えて動きなさい」というタイプの先生でした。
そして子どもたちにとっては少し難しめな動きにも
チャレンジさせるようなお稽古内容。


実は娘、こちらのスクールに通い始めてから、
レッスンについていけないことが多くなりました。
そんなこんなでお教室を変えることにした経緯は
以前こちらの記事に綴っています。
→* お教室探しは妥協したくないので


娘は分かってからのほうがうまくやれるタイプなんですね。
正しい「手順」や「やり方」が分からないと思考が停止する。
理解できていない段階で「とりあえずやってみな」と言われると
どうすればよいか分からなくて混乱しているように見えました。


逆に、正しい「手順」や「やり方」を分かりやすく教えると、
その習得がめちゃめちゃ早かったりします。
教えられたことを再現するチカラに優れている。


こんなふうに、「教わるのがうまい」タイプは
「分かる = 理解」を土台に学習していくのが得意なタイプ、
といえるのではないかな、と思います。


まとめてみると、「教わるのがうまいタイプ」は、

・ 必要なことをすべて教えてほしい
・ 分かっていることが土台として必要
・ プロセスが大事
・ 教えられたことを再現するチカラに優れている
・ 自分で「答え」を導き出すのはちょっと苦手


ちなみに、ハウツー本が好きなのはこのタイプかも。
うちの娘は「部屋を片付けろ」と言われると、
まずこんな本を読み始めて、なかなか片づけない。(笑)

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一方、「学ぶのが得意なタイプ」のキーワードは「成果」。
こちらについてはまたあらためて別記事で書きますね。


リンク 子どもの習い事の「お教室えらび」