音声の1音1音に

どのような意味があるのか、

今の僕にはわかりません。


でも、音声を使うことで、

外の世界を再現しようとしている、

とは思います。


(ここからは僕が思ったこと)

第一段階:聞こえる音を音声で再現する。

例:犬が「ワンワン」となく。

風が「ビュービュー」と吹く。

オノマトペで表現される段階ですね。


第二段階:目に見えるもの(動作を含む)を

     音声で再現する。


音声は、目に見えるものを再現しようとしている、

と思ったのは、「英語音声学入門」を読んでいるとき

でした。


「英語音声学入門」では、

日本語の「ヒ」は、

舌と硬口蓋のスペースを極端に狭め、

その狭くなったところに息を通して作る

摩擦音だ、と説明されています。


この説明を読んだとき、僕の中で

日本語の「火(ヒ)」の語源がひらめきました。


古代の日本人は、摩擦で火が起きることを

知っていたでしょう。

そして、その摩擦の過程に注目して、

どうにか火を起こすときの「摩擦」を

音声で表現しようとして、口から息を出しながら

試行錯誤して、摩擦音である「ヒ」の音を

手に入れたのかもしれない、と思ったのです。


この「火(ヒ)」の語源を思いついてからは、

言葉の音声は、どうにかして外の世界を

再現しようとして生まれたものに違いない

と思うようになりました。


第一段階:聞こえる音を音声で再現する。

第二段階:動作を含めて目に見えるものを

     音声で再現する。


第三段階になると「やさしさ」とか「美しさ」など

目に見えないものを音声で再現することになると

思います。


第二段階の目に見えるものを音声で再現していると

音声の1音1音が呼び起こすイメージや

1音1音が持っている意味ができあがって、

その1音1音を使って、目に見えないものを

音声で表現するようになったのではないか、

と想像しています。

(以上僕が思ったこと)


音声の1音1音にどのような意味があるのか、

今の僕にはわかりませんが、

1音1音が呼び起こすイメージは、確かにある、

と思っています。



追記その1

今回のブログも、思いついたことを

書いているだけですので、

「裏づけとなる資料を出せ」とかは

言わないでくださいね。


追記その2

1音1音にイメージを呼び起こす力が

あることを知ってからは、

英単語の発音練習が楽しくなりました。


次回もよろしくお願いします。