僕の職場には、語学の達人がいます。


英語だけではなく、ドイツ語、フランス語、

ロシア語、ラテン語、そして、

日本語と関わりが深いとされている

スリランカの言葉も理解できる人です。


文章の読解力は、抜群で

ヨーロッパの言語であれば、

グーグルの翻訳機能を使って

ありとあらゆる文章を読み解きます。


実際にその人がブルガリア語の文章を

日本語に訳しているところを見ました。


その人は、特に

英語と日本語のライティングが上手で、

その人が、少し手を入れるだけで、

文章が引き締まり、意味がクリアになり

読みやすい文章になります。


その人がどうして語学の達人なのか、

その答えがわかったので、今回は、

その答えについて書きます。


その答えは、

「1冊の本に集中する」です。


ある言語を学ぼうとしたら、

「1冊の本」を完全にマスターするまで

読んでいることがわかりました。


たぶん、マスターしたと思ったあとでも、

教材として選んだ本を何度も読んでいると

思います。


その人が読んでいるドイツ語の本の表紙は

変色していて、思わず「いつ買った本ですか」

と聞きそうになりました。


その人のロシア語の本全体からは

もう何度も読んでいる雰囲気が出ています。


ここでもキーワードは、

「切り捨て集中」ですね。


あなたが、英語に関して不安があるのなら、

「1冊の本に集中する」ことで

あなたの英語の核を作り上げることが

できると思います。


追記

「1冊の本に集中する」というのは、

その人の行動を見て思ったことです。


というのも、その人に以前

「英語上達のために何をすればいいですか?」

と質問したことがあります。


その答えは、

「たくさん本を読みなさい」でした。


僕の今回のブログと真逆の答えですね。


「たくさん本を読みなさい」との答えには

前提条件があって、その前提条件は、

英語の基礎力があることだと思います。


英語の基礎力を身につけた後、

「たくさん本を読むこと」は、

英語を上達させるための答えになると思います。