僕は、「10分で百人一首暗唱」に

チャレンジ中です。


速く暗唱できるように練習していますが、

それとは逆の方向、ひとつひとつの音を

意識しながら暗唱する練習もしています。


それは、一音一音音読法を提唱されている

松永暢史先生の本で、日本語の一音一音には

意味があることを教わったからです。


日本語の一音一音にはイメージを

呼び起こす力がある、と言っても

良いかもしれません。


では、同じイメージであれば、

同じ音声になるのでしょうか?


例:「澄む」は「住む」?


(こじつけ開始)

泥水のにごった水をイメージしてください。

そのにごった水が時間の経過とともに

「スー」と「澄む」ところを想像しましょう。


「ス」の音は、一定のところにとどまらない

流動性のイメージを呼び起こす力があるのを

感じませんか?


「ム」の音からは、密着・密集して

一箇所にとどまり動かない雰囲気を感じませんか?


「ス」 流れを感じさせる音

「ム」 密着・密集を感じさせる音


古代の人は、にごった水に含まれる

不純物が沈殿していく様子を見て

その様子を音声で再現しようと思い

「ス」と「ム」の音を利用して

「スム(澄む)」と表現するようになった?


また、狩猟生活をしていた古代の人は、

住居を定めるまで動き回り、

住居を決めて落ち着くまでの一連の動きを

思い描き、その様子を音声で再現しようと

思ったとき、「ス」と「ム」の音を利用して

「スム(住む)」と表現するようになった?

(こじつけ終了)


僕が、百人一首の暗唱練習をしている理由は、

日本語の1音1音が呼び起こすイメージを

感じたいからです。


ですから、百人一首を暗唱するとき、

1音1音、音を区切って暗唱する練習も

しています。


追記その1

日本語の1音1音にイメージを呼び起こす力が、

あれば、英語の1音1音にもそのような力が、

当然あるはずですよね。


英単語を覚えるとき、

どうしてそのような意味になるのだろう?

と思い、その単語が持つ音のイメージを

想像して(本当のところは、こじつけて)

楽しんでいます。


追記その2

日本語を1音1音区切って読んでいると

時々面白いことを思いつきます。

もちろん学問的な裏づけはありません。


つい最近思ったことは、

「割れ(われ)」は「我(われ)」?

ということです。


「わ」は、「輪のワ」で「○(ワ)」ですね。


ひとつにつながっている「ワ」の一部が

「割れ」て、それが「我(われ)」(個人)と

なった?


「割れ」が変化して「晴れ」になった?


灰色の厚い雲に覆われた空が、「割れ」て

太陽の日が注ぎだして、「晴れ」てきた?


はっきりいって、こじつけのレベルかもしれませんが、

日本語を1音ずつ区切って読んでいると

いろいろ思いつくことがあって面白いですよ。

お勧めの音読法です。


注意:今回のブログの内容は、学問的な

裏づけはありませんので、「嘘を書くな」

ということは言わないでくださいね。


今回のブログで言いたいことは、

音声の1音1音にはイメージを

喚起する力があること、そして

1音1音区切って読む音読は

面白いですよ、ということです。


次回もよろしくお願いします。