絵で覚える英語 その10




前回、思い出すときは、

リアルに思い出してください、

と書きました。




あなたが、ある文章を読んで、

リアルなイメージを作り出せるなら、

記憶術の達人になる素質があります。




というのも、記憶術の達人の本を読むと、

覚えたいことを一瞬にしてイメージ化して

そのイメージを自分が望む場所

(例えば、体の一部だったり、風景だったり)に

くっつけ、記憶しているようです。




記憶術の第一人者の渡辺剛彰(たかあき)先生などは、

記憶術を使って、2ヶ月で司法試験に受かったそうです。




ということは、渡辺先生は、法律の文章でも、

読んだ瞬間にイメージ化できたということです。




渡辺先生のイメージ力は、すさまじく、

覚えていることを忘れるために、

「失念術」まで編み出しています。




僕の場合、残念ながら、

色、におい、形、触感などを

リアルに想像するのが苦手でした。

今でも苦手です。




でも、記憶術の本を読むと、

「イメージ化できるかどうか」

というのが肝であることは、理解できました。




文章を読んでは、イメージするように

何度も練習しましたが、

苦手なものは、苦手のままでした。




あるとき、職場の先輩(英語の達人)と
記憶法について話していたときに質問しました。

「記憶法で何かいい方法はないですか?」



その時の答えが、

「絵を描いて覚える」でした。




このとき、僕のイメージ力でも

絵の助けを借りたら、

リアルにイメージできるのではないか、

とひらめきました。




ためしに、すでに持っていた

「ドラゴン・イングリッシュ基本英文100」を

絵を描きながら、覚えていきました。




僕が下手でも、絵を描いているのは、

イメージ力を補うためなのです。




近々、僕の絵がどれほどひどいか

画像を載せたいと思います。


そのときは、笑わないでください。


今回は、

「絵の助けを借りて、イメージ力をアップ」

でした。




次回は、

「物語の持っている力」について

書きます。