9月24日にパキスタンでマグニチュード7.8の大地震が発生しました。
地震の揺れは2分ほども続いたというので、かなりの揺れだった事が分かります。
しかし今回驚いたのは、この地震により、同州南部グワダル沖合の海上に高さ6~9mの島が出現した事です。
直径約30mのその島は、沿岸から約1.6キロの地点に出現しました。
米地質調査所の専門家は、今回のような地震でこれほどの大きさの島が出現することは、一般的にはあまりないと話しています。
以前から、「インド・オーストラリアプレート」の海域では、急速な海底隆起が確認されていました。
という事は、かなり大きな動きが「インド・オーストラリアプレート」にあり、北の「ユーラシアプレート」の下に潜り込んでいるということです。
以前にも書きましたが、「インド・オーストラリアプレート」が北に動くと大陸にひずみが生じ、そのひずみは四川省あたりで解放されます。
なので今後、四川省あたりでも大きな地震に注意が必要だと感じます。
さらに、今年の5月24日にカムチャッカで起きたマグニチュード8.3の地震は、史上最大規模である事が判明しました。
最も驚くべきは、その地震はオホーツク海大陸棚の609キロメートルの深さの地点で発生した事で、この地震によって長さ180キロの亀裂がプレートに生じました。
離れている日本でも、こんなに揺れました。
同じ日にフィジー諸島でもマグニチュード7.4の地震が起きていました。
パキスタンの地震のちょうど4ヶ月前に「太平洋プレート」がかなり動いていたのです。
その動きがさらに「インド・オーストラリアプレート」を押したのではないでしょうか。
25日には阿蘇山の噴火警戒レベルが2に引き上げられ、小規模な噴火に警戒が呼びかけられました。
また、イエローストーンでも群発地震が発生しています。
地殻が動く時は、地震と噴火という形で現れます。世界は今、大きく動いているのです。
尚、パキスタンでの地震と、日本で起きた地震とは連動している可能性もありますので、今後、充分な備えを怠らないようにしておく必要があります。
パキスタンの地震▷日本の地震
1945年11月27日M8.0▷1946年12月2日和歌山県沖M8.0
2005年10月8日M7.6▷2005年11月15日三陸沖M7.1
2011年1月18日M7.2▷2011年3月11日三陸沖M9.0
「地震は忘れた頃にやって来る」と昔から言われています。
私たちが常に気に留めていれば、不意を襲われる事もないと思います。
プレートが動いているのは事実であり、様々なデータも出ています。
不安に思うのではなく、受け入れて心と物の準備をしておいて欲しいのです。
全ての事に感謝します。