劣化ウラン弾でも「ブラブラ病」が起こっていました。
イラク兵・アメリカ兵は、劣化ウラン弾の危険を知らされずに戦いました。
帰還して1~2年した頃から、原因不明の倦怠感に襲われる人が多く出たそうです。
病院に行っても病名が分からず、苦しみによりたくさんの帰還兵が自ら命を絶ったそうです。
慢性的な著しい倦怠感、下痢や痛み、アザや下血、鼻血など、広島・長崎の被爆者の症状と、原発労働者の症状、アメリカ兵の湾岸戦争症候群と言われる症状には共通点があるのです。
それは低線量放射線による内部被曝なのです。
この動画に出てくるアメリカ女性兵士のメリッサは、劣化ウラン弾によって内部被曝をしました。
広島・長崎の被爆者に多く見られる科学的に解明されていない病気。
とてつもなくだるい。治療法もない。病気として認定されない。
イスに座ることが重労働の日すらある。
当然、仕事もできない。いつの間にか治り、10年以上経ってから再発したり。
それとそっくりな病気がアメリカで確認された。
帰還兵メリッサ。彼女は湾岸戦争に従事した元アメリカ兵士。
劣化ウランは、プルトニウムを作る過程でできる放射性廃棄物。
劣化ウランは地球上で最も固い金属のため、戦車の装甲にもミサイルにも使われた。
イラク軍に放つ為の劣化ウラン弾で、アメリカ兵自身も被曝していた。
戦車を貫通した後、劣化ウラン弾は溶けてエアロゾルとなり、タバコの煙より小さい放射性の微粒子となり付近に撒き散った。
内部被曝の初期症状は下痢だった。戦域の一人残らず下痢をした。
メリッサは1991年から未だに毎日、一日中下痢は止まらないと言う。
そして、ぶつけてもいないのにアザができる。
医者はステロイドを処方してくれた。
慢性的な疲労や筋肉や間接の痛みがある。呼吸器も低下した。
しかし、劣化ウランの検診はおろか、被曝検診もない。
国の予算の10パーセントを医療サービスに注ぎ込むのか、あるいはその分でもっと武器を買うか。
退役軍人の医療サービスが国防省の予算に属している限り、病気の治療に金なんか使うもんか、とメリッサは言う。
じわじわと身体をむしばむ治療できない症状を抱え、病気を気にしながら彼女は毎日を過ごしている。
<動画内容ここまで>
軍医として自らも被爆し、また長年被爆者をみて来た肥田舜太郎氏の言葉は重いです。
『人間は知恵が出来たばっかりに、その知恵で作ったいろんなもので、自分たちを破壊する。
住んでいる地球そのものも破壊する。
命を縮める方向に、自分の満足を作っていっている。
だが、変えることは出来ると思う。
変わらなきゃ、人類は滅びる。』