病院に勤めていた時、人員補充で、新しく助手さんが入ってきました。
今日はその方のお話です。
私は当時、なぜか、急に懐かしくなって、無性に ”リボンの騎士”が見たくなっていました。
歳がばれますが、昔、大好きだったアニメです。
たくさんアニメを持っている友達に尋ねても、持っていませんでした。
ちょうど、その頃だったんです。その彼女が入社して来たのは。私より年上の方でした。
そして、ほどなく、彼女は 手塚治虫氏の大 大 大ファンである事が判明しました
当然、コミックは、どれも全巻持っていました。
速攻、リボンの騎士を借りたのは、言うまでもありません
でも、話はそこで終わらなかった。
ある日、新聞を読んでいたら、冨田勲氏の記事に、ホントに何気なく目が止まりました。
その頃は、お名前を聞いても全然認識してない方でした。
惑星というCDの評価が良かったので、jupiter の曲が好きな私は、急に聴いてみたくなりました。
そして、翌日の仕事帰り、
音大を出ている彼女なら、音楽の事は詳しいかと思い、尋ねてみました。
「ねえ、冨田勲って言う人知ってる?」
そしたら、本当に、びっくり の答えが返って来ました
「うん、リボンの騎士の曲を作った人だよ!」
「ええええー うそー ヽ((◎д◎ ))ゝ」
こんな偶然すぎる話があるのですね。
冨田氏は、ジャングル大帝や たそがれ清兵衛、武士の一分など、多くの曲を手掛けていらっしゃる有名な方だという事を、その後知りました。
それから、この彼女とは、とても親しくなりました。なにか深い繋がりを感じるのでした。
だから、昨年、私が仕事を辞めて、引越ししなければならなくなった時、その事実を、彼女にはなかなか言い出せませんでした。
私より、はるかに年上の方なのに、私の事をとても慕ってくれていましたから。
そして、お別れ会の時、彼女が、人目もはばからず大泣きしてくれた事、忘れる事はできません。
このように、普通じゃない偶然が導いてくれた縁って、もしかして、魂の結びつき って思います。
彼女とは、前世で一緒だった気がします。
私の方が、お姉さんか、お母さんだったような。
この世は、不思議な事がいっぱいです
誰かと巡り会うのは、決められていた事なんだと思います。
だから、出会いというものを、ひとつひとつ大切にしていきたいです。
実は、昨日も彼女は、1時間車を走らせて、私に会いに来てくれました。
仕事で、モヤモヤが溜まってくると、「心の洗濯させてー!」 とやって来るのです。
「はいはい、でっかい洗濯機かついで行きますよ!」と私。
歌をやってる方なんで、幅がおありになります (;^_^A
私の洗濯機で大丈夫だったかな