郷に入っても… | Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

8年のスウェーデン生活を終え、家族で日本に引っ越して来ました。

スウェーデンの結婚式には、最近ストックホルムに引っ越してしまった相方の親友とその彼女も来るようだ。
私はこの彼女がとても苦手である。
第一印象がとにかく悪く、2回目に会ったときもあまり印象は変わらなかった。
相方親友の彼女だからこそ、悪い印象を持つのは残念であったが、
できればあまり会いたくない人リストの中に仲間入りしたほどである。
しかし、結婚式となると、せっかくお祝いに来てくれるし、会わないわけにはいかない。
当たり前だけど。

当初は親友のみが来るということであったが、
急遽彼女も一緒に参列という形になった。
彼らはホテルに泊まるのか、と相方に聞いたところ、

「いや、それはまだ聞いてないからわからないんだ。」
と相方。
そして続けてこう言った。
「でも、結婚式当日は僕たちは実家に泊まるし、
そしたらこのアパートには誰もいなくなるから、ここに彼らに泊まってもらうってのはどう?」

あんだってぇ!?

思わず志村けんのおばあちゃんコント口調になる私。

私「いやいや、無理でしょ!」

相方「え?なんで?何か問題ある?」

私「問題大有りだよ!
他人がうちに泊まるって…。
私達のいない家に泊まるって、考えただけでもイヤだわ!!」

相方「でも、僕の親友だよ?」

私「あんたのね!
でも私の親友じゃない。
彼のことを私は良く知らないし、彼女のことも良く知らない。
そんな中で私達がいないところで家をうろつかれるのも嫌だよ。
だって他人だもん!」

相方「…あ、そう(苦笑)。
スウェーデンでは普通なんだけどね。」

出た~~~!
スウェーデンでは普通発言!!


「絶対無理!!」

と断固拒否してこの話は終わった。
人にもよるのだと思う。
例えば私、または相方家族が泊まる場合には別にいいよ、と言える。
しかし私は、オーストラリア時代にバックパッカー(安い宿のこと)で、
部屋に置いていたお菓子が食べられてた、
買っておいたミルクが盗られてる、
いつのまにかあの服が消えてる…、
なんていう盗難も多々あったので、
自分のいない家に他人を泊まらせる、というのは基本嫌なのである。

昨日は、郷に入れば郷に従え、とブログで書いたものの、
郷に入っても従いたくないものがあるのも事実。
相方には理解不能という顔をされたが、
心が狭いと思われようが、こればかりは絶対に譲れないことである。

結局彼らも相方実家に泊まるかもしれない。
実家に近い教会なので、きっと彼らにとっても好都合であろう。