しかしその日は相方甥っ子の3歳の誕生日でもあったのだ。
その日は誕生日会が行われるため、
誕生日プレゼントを購入すべく、
15日に相方と共にシティのおもちゃ屋さんへ。
相方の親戚の数は多く、
相方甥っ子も今までに数々のおもちゃを親戚からもらっていた。
何を持っていて何を持っていないのかわからない上に、
今回の誕生日会は親戚10人ほど集まるようなので、
プレゼントもかぶるかかぶらないかも冷や冷やものである。
おもちゃ選びにこんなにも苦戦したことは人生初である。
悩みに悩んで選んだおもちゃは、電動式シャボン玉。
スイッチを押すだけでたくさんのシャボン玉を作ることができる。
レジに行き、お会計をする。
「プレゼント用で。」
そう相方が言うと、店員がこう答えた。
「包装コーナーはあちらにあるので、自分でやってください。」
そう、スウェーデンにはプレゼント用に包んでくれないお店が存在するのである。
もちろん、ちょっとした高級店であれば包装してくれるのだが、
そうでないところは自分で包装用紙を購入し包むか、
もしくはこのおもちゃ屋のように包装コーナーで自分で包むか、という形である。
会計を終え、包装コーナーへと向かった。
このように、包装用紙、リボン、はさみ、テープなど、
必要最低限のものは用意されている。
包装用紙を必要な長さまでひっぱり切り取る。
端っこが破れてても気にしないのがスウェーデン流。
「包めば見えないから。」
そう答えた相方。
そーゆう問題?
気にせず包む。
豪快に包み続ける。
もうすぐ完成。
これで完成・・・ではない。
あともうひと押し。
シールにメッセージを書き、プレゼントにペタっと貼る。
リボンも忘れずに。
完成!!
しかし、よく見ると、
穴空いてるのね~ん。
包装を手伝う際に私が空けてしまった穴である。
「どうしよう相方!穴開けちゃった!!」
という私の問いに、
「ん?あ~いいよいいよ、3歳児はそんなの気にしないから。」
と相方。
何回も言うけど、
そーゆう問題???
なにはともあれ、無事(?)におもちゃ選び&包装完了。
こんな小さな出来事からも、日本のサービスのクオリティーの高さを感じてしまう。
早い上に美しい包装。
プレゼントする人に喜んで欲しいから、
外見も美しい形で渡したい。
そんな細かい配慮も日本の美しい文化だと、
相方のワイルドな包装を見て、改めて感じたのであった。
とりあえず、甥っ子ちゃんがプレゼントを喜んでくれますように。
そして誰ともプレゼントがかぶっていませんように・・・。