~障害者の親として~2017 障害者の結婚・・Ⅰ | アリアン工房

~障害者の親として~2017 障害者の結婚・・Ⅰ

皆さんまたまたご無沙汰しています^^

いつの間にか夏もあっと言う間に過ぎましたね・・

秋です。まだ暑いけど・・

 

「今回のテーマは障害者の結婚について」です。

 

いつものようにオブラートに包むような表現は一切しておりません。

知的障害者の母親としてarianが子育てしてきた経験や

実話にもとづいて書いています。

 

読まれる方の中にはつらくなったり、しんどさを感じて

ストレスになる方もおられるかと思います。

そう思われる方は読まれるのはここまでになさって下さいね。

 

同じ経験をして悩んでおられる、障害者のご家族の方々の

少しでも参考になればと思い語らせていただく内容と

なっています。

 

※尚、障害者をさげすんだり、からかうようなコメント、

  誹謗中傷は一切お断りいたします。お控えください。

 

 

さて、ご存知のようにarianの末娘は軽度知的障害。

療育手帳B判定です。現在24歳のお年頃。

 

前回お話しした通り、保育園で3歳児クラスの

保育補助の仕事を継続しています。

がんばっていますよ^^

 

そして娘にはK君と言う彼氏がおります。

かれこれ5年ぐらいのお付き合いになるでしょうか・・

同じ総合支援高校を卒業しています。

 

そして障害者同士で未成年だった頃のお付き合いはもう・・

 

無茶苦茶ですわーーーーーーー!!

 

なので、問題を起こす度に別れるように説得、話し合いなどを

繰り返すも内緒で会っていたり、子供ができてしまったかも!?

のような心配やハラハラとストレスが何度もありでした。

 

私と同じような思いをされた親御さんは多いのでは

ないでしょうか。はい。わかりますとも。

 

数年前の事です。まだ京都に住んでいた頃のお話しです。

ご近所の奥さんから、こう言われました。

 

「お宅の娘さん、夜遅くに

男はんと会(お)うてはるえ。よろしおすのん?」

 

出た出た、京都人ならではな、ちょっと気になるんやけど・・

どないかしたら? が本音な言い回しです。

 

「すみません、ご心配おかけして・・」と、

苦笑いするしかありませんでした。

 

少し前から愛犬の散歩が超長いなとは思っていました。

数日後、深夜11時になっても戻らないので探しに・・・・・

すると、いました、いました。

 

通りの角を曲がったところで愛犬を連れて

仲良く手を繋ぐK君と娘を発見しました。

その時のふたりの、驚いてビックリした顔は今でもよく覚えています。

 

帰宅した時には深夜12時を過ぎ、1時前でしたね。

話しを聞くと彼は最終バスも地下鉄も終わる時間になるたびに

歩いて自宅に帰っていたのだとか・・・・・・・・・4キロぐらいかなぁ?

 

帰宅してふたりと話し合いをしました。

約束をまた破って会っていた事、

終電が無くなるまで一緒にいる事、

 

いったん帰ったと見せかけて・・

実は家の近くでウロウロしていた事・・

数え切れないぐらいの無茶苦茶さでしたね。

 

「ふたりはどうしたいの?」と聞くと、

 

「付き合いたい!別れたくない!結婚したい!」

 

その当時でこんな有り様です。無茶苦茶で約束してもダメ、

決まり事、してはいけない事はどんなに

言って聞かせても入りません。

 

こだわりをお互いがお互いにもってしまったんだな。

どんなに言っても入らないんだろうなぁ・・・・・

 

そう思いました。

だったらどうしたらいいか?

 

新しいルールを決めようと思いました。

 

今度は別れる事に対してではなく、

結婚するにはどうしたらいいのか。を教えました。

 

ルール

①夜遅くまで会わない

②会うのは仕事が休みの日にする

③土曜は8時にはさよならする

④日曜は7時にはさよならする

⑤セックスはしない(子どもを作らないために)

⑥保育園児の弟が小学生になるまで

 ルールを守れたら結婚できるかを考える

 

上記のルールを設定して数年が経ち、

末娘のさらに下の弟(諸事情ありで子育て中)が今年やっと

小学生になったので結婚を承諾する事にしました^^

 

ふたりにとっては長い長い数年間だったと思います。

すごくすごくがんばったと思いました。

今度はarianが彼らとのルールを守る番ですね。

 

今、ふたりが結婚できるようにサポートしながら

動いています。がんばれ~!!

 

障害者の結婚・・Ⅱに続く

 

arian