プライムのFEアーシーを紹介すっぞォラァ!!
◆トランスフォーマープライム ファーストエディション アーシー
おおお……このスラッとした体躯……静謐なたたずまい……最高や……
「トランスフォーマープライム」の先行販売玩具「ファーストエディション」シリーズにて世に出たアーシーです。2011年発売。
デザインそのものはAM版のアーシーとほぼ同じですが使われている金型はまったくの別物。パッと見ただけでもかなり印象が違います。AM版アーシーやハンターアーシーと比べると頭身が上がっているというか、よりオトナっぽい雰囲気。ファ~すっと良いでしょ~ん?とオトナの時間はじまっちまうぞこれ! 人間の基準からすると腕が長めですが、その「あ、こいつ人外なんだ」感も含めて最高のプロポーションです。
後ろ姿。ふとももの細さが現代のモデルっぽい感じ。しかしながら丸みのある造形になっており女性の柔らかさがめっちゃ表現されてます。
本来なら背中のタイヤはもう一段階下に降ろせるのですが、反発力みたいなのが働いてこの位置が限界です。このFEアーシーはそういう個体が一定数いるらしいですね。でも別に何の問題もないです。
顔アップ。ここはFE(ファーストエディション)版の重要ポイントのひとつ!
わずかに細められたような小さな目といい、余裕たっぷりに口角の上がった口元といい、すばらしく色っぽくなっております。全体的に面長になっているのも美女感アップしていて良し!
目の周りがわずかに窪んでいるのか、角度によってはこちらに視線を向けているように見えたりもするすばらしい顔面です。ガンメングランプリ優勝まちがいなし!
集光ギミックももちろん搭載!ですが、目が小さいぶんあまり光りませんw
そしてFEアーシー2つ目の重要ポイントはこの胸!
AM版の金型では胸部分は変形に関与しておらずバイク内に収納されるのですが、このFE版ではフロントカウルの両脇が胸を形作るという変形機構になっています。
…女性型トランスフォーマーにおいて胸というのは重要なパーツです。鳥に変形する玩具の脚部パーツくらい重要だと思ってます。これがなければ始まらないというほどではありませんが、どう見せるか、どう隠すか、それともこれに頼らずモチーフを表現するのか、そういった見所が満載なパーツです。
胸パーツの扱いは大きく分けて2つあります。胸ありきか、ビークルありきか。
胸ありきなのはビークルやビースト内部に収納されるパターンが多く、AMアーシーやウインドブレードなどが該当します。まず胸を作ってそれをどう隠すか、といった作られ方をしているのだと推測できます。中に収納されるわけではありませんがメタルスブラックウィドーなんかもこれに当たると思います。ビークルありきなのはリベンジのアーシーやクロミア、スーパーリンクエリアルなどで、ビークルやビーストのパーツの一部をどう胸に見立てるかが考えられているのだと思います。変形玩具としてはこのビークルありきのほうが「変形した感」が強いのですが、胸の表現的には控えめになりがちなのが弱点です。
このFEアーシーはビークルありきの胸です。が、ごらんの通り見事に胸以外の何者でもない胸を表現することに成功してます! これは凄い! いやAM版に比べると境目も目立つしガラスとかもあるしかなり「見立て」ではあるんですが、胸パーツとしての存在感はむしろ強化されています! とってつけた感がむしろ色気を助長してます! 平たく言うと、おっぱいがでかくてオレウレシイ!!
ちなみにビークルありきの胸変形でありながら胸の存在感もあるTFといえばリターンズのストライカさんも見ものです。実物は持っていないので早くゲットしたいところ。
胸というわかりやすいパーツだけではなく、全身の細やかなバランスでも女性感を引き出しています。
特にこの、お腹(銀のとこ)から腰(青のとこ)に降りると一気に幅が出る輪郭。この表現がいい感じに女性的。
そしてやはりふとももがすばらしいですね。ヒザ下が装甲っぽい表現になっているぶん、ふとももだけ丸出しになっているような印象が生まれています。最高ですね。グッと来ます!
身体のバランスが滑らかで、ただ立たせておくだけでも生物的なたたずまいがあります。
いい意味でロボットらしくない雰囲気。
手は残念ながら5mmジョイントにも3mmジョイントにも対応していませんが、その代わりに女性的造形はかなりのものになってます! 完全な平手でもなく、ものを握る手でもなく、指をかすかに曲げた手。エロイですね。いや平手とか握り手も好きですけどね! ただまあ武器が持てないのは残念。
可動の話!
まず腕ですが、肩からボールジョイントで一回転が可能。上腕にロール軸もあり。肩アームもわずかに上下スイングします。
ヒジも二重間接により曲げきることが出来るので、腕の可動はかなり優秀です。
セクシーポーズもバッチシ! わーいわーい!
水平方向にも問題なく上げられます!
アクションポーズつけるときには重要な可動。
そして手首が軸可動!
手の平側にも甲側にも倒すことが可能! ムービー1作目のアーシーと同じ構造ですね。
これのおかげでこのようなあやうい手つきを表現できます!
女性型の手首が動くのは戦車のおもちゃの砲塔が可動するのと同じくらい嬉しい!
机に肘をつき、ただ笑みをたたえてこちらを見つめるアーシー…
腰に手を当てて余裕を見せ付けるアーシー…!
ちょっとぶりっ子風に頬に手を添えるアーシー!
あげくの果てに胸を包んで強調するアーシー!!
横から支えるアーシー!!!!
いかんもうダメだ! 何がダメなのか知らんがとにかくまずい! 脚の可動の話しましょう!
脚の付け根はボールジョイントで柔軟に可動。干渉するものも特に無いので派手に動かせます。ハイキックも得意!
タイヤは輪切りではなくピザ半分のような形に分割されているので、タイヤ引き出してのキックはできません。できるけどこのように分度器ぶら下げたみたいになります。いったい何の角度を測るんだ~っ!?
開脚も朝飯前! すばらしい!
両足を接地させないと安定感は無いので注意。いや仰向けに開脚したときの自立力の話とかどうでもいいかもしれませんがおそらく世界にはその情報を求めている人もいるだろうと思うので少しでも参考になれば幸いです。
ヒザも変形機構のおかげで90°以上曲がります!
ヒザがいっぱい曲がると派手なポーズつけやすいんで嬉しいですね。
さらに! 腰まで回ります!
あくまで変形用と割り切られているのかロールがナナメだったり断面が目立ったりしてしまいますが、腰が回るとポーズの選択肢も一気に増えるんでこれは嬉しいポイント!
そして背面の尻尾のようなアーマーも上に開くように動かせます! もともとリアビューからの露出度は高めでしたがこの可動により完全にふとももを丸出しにすることが可能に!
そこに柔軟な腕と手首の可動を加えることで、このように自分でアーマーをめくる、いわゆるたくしあげの動作を実現!!
色んなレビューサイトや掲示板でよく「プライムのFEは出来がいい」「FEいいよな」「FEは完成度高い」と言われてますが、このことだったんですね!今理解できました!!
アーマーを避けられるおかげで、たくしあげとかの他にもこうして尻を地面につけて座ることができるようになったりします。
食事風景もバッチリ!
武器も付属します! アルクの元ネタになったのが2つ。
手ではなく前腕の5mm(?)ジョイントに取り付けます。
シュッとしてていい感じ!
敵の懐にもぐりこんでザシュザシュする系のやつですね。
画像が暗くて見えにくいかもしれませんが武器の塗装は片面だけで、裏面は成型色の青一色なのがチト残念。
アーシーのエネルゴンシャワーを偶然にも覗いてしまったジャック。後日仕返しとばかりにアーシーにこのブレードで服を切り裂かれて全裸にされてしまい、咄嗟にイチモツだけは隠そうとオプティマスの排気管の中に突っ込む。それを見たラチェットはひとしきり爆笑する……みたいなエピソードまだですか!?
ブレードは脚にも装着可能。アチョーな感じ!
変形用の溝に差し込んで固定もできますww
もちろん前腕の凹ジョイントに5mm武器を差し込むことも可能!…ではあるんですが、微妙に4.95mmくらいなのか他の5mm武器を挿そうとするとかなりキツめ。ねじりながら挿れれば入りますが……個体差の範疇かな?
大きさはこれくらい。ビークルだと同じくらいなのにロボットではAM(ハンター)アーシーより背が高い!
劇中のデザインに忠実なのはAM版なんですが、劇中のアーシーは普通のバイクからどう考えてもかなり体積増えてデカくトランスフォームしてるのでその意味では劇中再現といえるかも。
話はズレますがこうして比べてみるとAMというかハンターアーシーのスタイルもやっぱりいいですね!ピチッとしてて!
さて、ここらでトランスフォーム!
…の前にまだ可動の話。
このFEアーシーはただでさえ腕やら腰やら脚やらよく動きますが、もうひとつ信じられない箇所が可動します。
それはどこなのかというと…
信じられますか?
胸が可動するんす!!!
左右個別に!! 上下スイングが可能なんす!!!
さらに!! 外側に開くこともできるんす!!!
外側に開くことができるということは、この状態から内側に閉じることが可能ということであって、つまりどういうことなのかというと…
アーシー「食後の一杯に紅茶かラーメンか迷うわね……」
西部劇「早く家に帰ってこのホットドッグを食おう! このウインナー絶品なんだよな!」
ドゴッ
西部劇「うおっ!俺のホットドッグが!」
西部劇「パンは諦めてもウインナーだけは……! でももうキャッチできる距離じゃねえ!」
西部劇「そこの人ーっ! そのウインナーをキャッチしてくれーっ!!」
アーシー「え!? でも今両手ふさがってるし……こうなったら!」
ヒュルルル
スポッ!
アーシー「ナイスキャ~ッチ!」
西部劇「うおおおお~っ!!」
…というようにモノを胸で挟んで保持できるという事なんですよ!!
夢と遊びの幅広がりすぎ!!
保持できるモノは他にもたくさんありそうです!!
(このあとアーシーは変形してどこかに行ってしまったのでこの3人は輪になる形で永久機関を形成しました)
そうです変形です。トランスフォームしましょう。
このFEアーシー、造形がAMと違うだけでなく変形機構もかなり違っています。大まかな構造は同じなんですがステップ数がかなり多く、2倍くらい複雑になってます。
ではトランスフォーム!
胸カウルと風防を合わせ、腰を180°回転、シートを上げ、腕を180°回転…と、AM版よりもステップ数が多いです。簡単変形ではなくなっていますがその代わりに達成感というか満足感が増えてます。
個人的にいいなと思ったのが腰の回転。
前述の通りプライムのアーシーはバイクからロボットモードになるとこれ伸び縮みしてるだろと思うくらい相当デカくなるのですが、それを再現するため?の手段のひとつとして腰のロールがナナメに設計されてます。『I』の字だった体を『>』の字に折り曲げることでバイク形態の全長を短くすることに成功しており、これはなかなか見ない変形アイデアなのではないでしょうか。
フロントガラスやヘッドライドはクリアー青緑で非常に綺麗!
ハンドルは軟質ではないのでしっかりした感触。
スタンドを起こすことで自立します。
後ろから。
ホイールやマフラーがシルバーで塗られており精密感もなかなか。
ふともも付け根や足が露出してますが黒一色でまとまるようになっていて、エンジン部というんでしょうか、バイクのボディのなんか金属むきだしでいっぱいゴチャゴチャしてるとこに見立てられるようになってます。
上から。タンクは銀で塗装されていますがフタのところだけは成型色で目立つようになっているのが心憎いですね。ここはロボット時の上半身なんですがいったい何が詰まっているんでしょうか? 夢が膨らみますね。
腕を折りたたんでいるとはいえここから見ると隠しきれてない感はありますねw サイドカウルごと横に広がってしまっているのでフィギュアを乗せるのには向いてないかも。
一応うちにあるキャシャーン人形(ミクロマン?)なら乗れないこともない感じ。
また、ステップ部分の突起を利用して武器をマウントしておくことも可能。
これはこれでこういうバイクだと言ってもなんとか通用するかもしれませんw
俺変形デモリッシャーモード! 二本の腕でシャンハイアタックだ!
もうこの形態でもいいんで挟まれたいですね。
ファーストエディションアーシーの紹介でした!
魅力的なのはまずその造形。全体のバランスや雰囲気に上品な色っぽさがあります。個人的に顔がほんと大好き。オトナっぽさという面ではメタルスブラックウィドーより上かもしれません。塗装も綺麗だし、フィギュア的な楽しみ方もできるトランスフォーマーです。
変形玩具としても良いものです。AM版やハンター版より複雑にできてます。手軽さはダウンしていますが、胴体のロールによる折り曲げやカウル合わせ等、手ごたえのある変形を楽しめるようになってます。そこまで難しくなってるわけでもないですけどね。
可動も優秀で、動いてほしいところはだいたい動きます。手首の角度付けはやっぱりいいですね。床に座らせられるのも嬉しい。そしてなにより重要なのが胸の可動! 胸でなにかを挟んで保持できる、こんな女性型トランスフォーマーが今までいたでしょうか? これのおかげで遊びの幅が名古屋の道路くらい広がってます。オススメ。
欠点としては、(AM版に比べると)5㎜ジョイントがかなり少ないのと、見た目ほど自立力が高くないこと。倒れることがほぼ無いハンターアーシーと比べるとこのFE版はたまに後ろに倒れることがあります。ちゃんと気をつければポーズをつけて難なく飾れる程度。プライム系アーシーの中では値段が高騰気味なところもちょっとキツいですが、手間をかけるなり時間をかけるなりして手の届く個体を探し出しましょう。
リカラー品は、G1を意識した白ピンクなカラーリングのものが存在。FEバンブルビーとラフ、ジャックのフィギュアとセット(!)になりニューヨークのコミコンかなんかで販売された模様。他にもビーストウォーズの『トランスミューテイト』として、薄カーキと青緑のカラーリングのものがランページとともにTCC限定品?として世に出ました。また20名だか45名だかに抽選で当たる『ブルーメッキアーシー』も存在。ヒー!
ではまた今度!
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