三味線ロックバンドURUSHIの
伝統曲が入ったアルバムを入手。
フロントを務める
津軽三味線奏者、大野敬正さんの
独演会を聴きに行きました。
人気の公演で、予約のとき
二等席しか残ってなかったのですが
真横から、めっちゃいい感じで
鑑賞できる場所で
かえっていい感じ・・・でした。
初代高橋竹山師匠の教えを受け継ぎつつ
12歳で名取となり、14歳で竹山節本流継承者となる。
新しい伝統へと邁進する大野ケーショーさん、
世界28ヶ国で演奏されてきた実績があります。
お話しも分かりやすくて
三味線のことも、
津軽のことも大阪のことも
日本や世界のことも
へ~って感じで勉強になりました。
特に印象に残った曲は
「十三の砂山」
【じゅうそう】じゃない、
【とさ】の砂山です。
青森の十三湊に
かつて津波がやってきて
あとには瓦礫の砂山のみ・・・
これがお米ならよかったのに、
という哀愁帯びた節です。
そして、師匠の遺作でもある
「岩木」
青森の雪深い山、
岩木山の四季を表現している
激しく力強く多彩な表情が盛り込まれた
印象深い曲でした。
いずれも曲の骨格は決まってるけど
オリジナルのアドリブを交えて
その時にしかない演奏へと
昇華させるのだそうです。
それにしても、
演奏前に襷をかけるのが
またカッコいい~。
調絃からの、曲に入るタイミングとか
お客様とのやりとりの間とかも
西洋音楽の感じとまた
全然ちがって、おもしろかったです。
伝統曲が入ったアルバムを入手。
授業でも、鑑賞で使おう~。
URUSHIはこの夏
オーストリア・ウイーンでも
liveされるそうです・・・うらやましい。
その凱旋公演@大阪8/7(日)も
楽しみです。