OracleのXMLデータベースが使用するポート番号とTomcatのポート番号が競合する場合、Oracle9iではOracle Enterprise ManagerでOracleのXMLデータベースの構成パラメータのhttp-portの値を8080以外の値に変更するという方法で競合を回避できました。
しかし、Oracle10gではEnterprise ManagerがWebベースに変更されており、XMLデータベースの構成パラメータを変更する画面が何故か行方不明^^;
どうもEnterprise Manager 10g Java Consoleというものを使わなければ変更できないようです。
しかも、このJava ConsoleというものはOracleを普通にインストールしても入らないようで、別途インストールしなければならないようです。
しかし、そんなときに限ってメディアがない...
ということで、何かほかに方法はないかと調べていたら、XMLデータベースの設定はxdbconfig.xmlというファイルにあるらしく、これを変更すればいいということがわかりました。
このxdbconfig.xmlというのはOracleのインストールフォルダに置かれているものではなく、Oracle XML DBリポジトリの中にあるもので、WebDAVでアクセスしなければなりません。
Wordの[ファイルを開く]ダイアログのファイル名にhttp://localhost:8080/xdbconfig.xml と打ち込んで開くと、ユーザー名とパスワードを聞いてくるのでsystem(※)とそのパスワードを入力。
なぜか、何回もユーザー名とパスワードを聞いてきますが、お構いなしに進むとxdbconfig.xmlが開きます。
※sysだと何故か上書き保存できません。
このxdbconfig.xmlから<http-port>8080</http-port>というタグを探し、値を8081に変更し、上書き保存すればXML DBのポートが8081に変更されます。
しかし、10gのEnterprise Managerって使いやすいんだか使いにくいんだかよくわかりませんねぇ^^;
【関連エントリ】
[Oracle] OracleとTomcatのTCPポート8080での競合の回避方法 2004/10/05
[Oracle] Oracle 10gでXMLDBのhttpポートを変更する方法 2005/07/20