自己破産とは、借金で苦しんでいる人を救済し
人生のやり直すチャンスを
与えるために国が作った制度です。
自己破産の手続きは、
裁判所へ自己破産の申立てをして
借金を帳消しにします。
自己破産という言葉を聞くとどうしても
暗いイメージがありますが、
一般的に知られているほど申立人にとって
不利益はありません。
例えば自己破産は、借金(マイナスの財産)を
帳消しにすると同時にプラスの財産も失われますが、
プラスの財産の全てが処分されると言うわけではありません。
生活必需品(例えばテレビやパソコン)は当然のことながら、
プラスの財産についてはトータルで99万円以下の財産については、
改正破産法で処分の対象外になりましたので、
他の財産を含めた額が99万円以下であれば
所有財産を残すことが可能です。
自己破産することによって
家族に迷惑がかかるわけではありませんし、
周囲の人間にばれてしまうということもありません。
また自己破産は、皆さんが考えられているほど
複雑な手続きでもありません。
理解していただきたいのは自己破産という制度は、
借金で苦しんでいる人を救済し、
人生のやり直すチャンスを与えるために国が作った制度なのです。