2010年04月19日(月)

日本新党旋風の再現をねらう「日本創新党」

テーマ:政治

かつての「日本新党」メンバー、山田宏、中田宏らが「日本創新党」を旗揚げした。


言うまでもなく、山田は現職の東京都杉並区長、中田は前横浜市長である。地方自治体の首長と首長経験者を中心とする政党だという。現職の国会議員はいまのところ参加する気配はない。


とはいえ、橋下徹が大阪でつくる地域政党ではなく、国政へ乗り込んでキャスティングボートを握るのが目下の狙いらしい。


真ん中に「創」の字を入れたところをみると、かつて政界再編へ旋風を巻き起こした日本新党の再現を狙っている感もある。


1992年に結党した日本新党は、ミニ政党ながらその年の参院選でいきなり4議席を獲得、93年の衆院選で35人が当選を果たした。


このとき、自民党の単独過半数割れにつけこんだ新生党代表幹事、小沢一郎の戦略で、日本新党の細川護煕を首相とする7党・1会派の非自民連立政権が誕生したのは周知のとおりだ。


昨年10月ごろから新党結成をめざして準備を進めていた山田、中田らを、資金面でバックアップする中心人物は、青木拡憲だといわれる。


御年71歳。東証1部上場AOKIホールディングス、というより「洋服の青木」の社長といったほうが通りがいいだろう。政治家のタニマチとして知られ、上場企業の創業経営者7人で「だるま会」という会合を開いて、政治家らと交流しているらしい。


週刊朝日2月12日号に、こんな記事が掲載された。


今年1月25日夜、表参道にあるビルの特別室で密かに開かれた勉強会に、青木社長や、山田宏、中田宏らが参加した。


新党のもう一人の有力メンバーである前山形県知事、斎藤弘はもちろん、前原誠司国交相や、自民党の林芳正・元防衛相の姿もあったという。


この記事では、関係者の証言として、どんな会話が交わされていたかを以下のように再現している。


「民主、自民両党から引き抜いて、参院選に30人は擁立したい」


「新党結成資金として30億円は集められる」


「われわれがいま動けば、参院選では、民主も自民もいやだという票が取れる」


政治家同士で新党話が大いに盛り上がると、青木社長がこう激励した。


「カネの心配はするな。俺だけじゃないから任せろ」


「とにかく小沢から早く離れろ。切れ!」


「参院選は第3極が勝つ」


(中略)現職閣僚である前原氏はさすがに、「いや、鳩山政権を出るのは・・・」と困惑していたという。


後日、出席者とされるメンバーに「新党準備会ではないか」と同誌の記者が直撃したところ、「中国古典思想の純粋な勉強会だ」などと、誰もが否定的だったらしい。


それから3ヶ月足らず。新党は間違いなく誕生した。その事実が、表参道での勉強会の中身を物語っている。


参院選には比例代表、選挙区合わせて10人以上の候補者を擁立し、5議席以上を獲得したいようだが、名の知れた山田、中田ともに出馬すべきかどうか迷っているといい、どこか不安のともなう出発となった。


山田は現職の区長という職を放り出していいものかという悩み。中田は横浜市長を任期途中で辞めるなど諸々のことで批判を浴びているための逡巡。さりとて、選挙の看板候補がいないと話にならない。


おそらく、最終的にはこの二人と斎藤は出馬することになるだろう。


それにしても、この新党ブーム、決して悪いことではないが、いったいどういう政策実現のプロセスを想定しているかというと、はなはだ心もとない。


その点を昨日のTV番組で問われた山田はこういう趣旨の発言をした。


「参院選で自民党は溶けていくと思います。政界再編で、次の衆院選は別の二大政党対決の構図になる可能性がある」


離党者が続出し、旧体質を嫌って派閥の退会者も増えている自民党。120億円の借金をかかえているうえ、議員の急減で政党交付金は100億円を切る状況だ。参院選の選挙資金を調達するのが大変なことは目に見えている。


同党の議員にしてみれば、いつなんどき、新党など政界再編がらみの話が舞い込むかもわからない。いざという時のために自由の身でいたい、というのが派閥離脱者が増えている理由のひとつだろう。


潤沢な資金で大所帯を養ってきた自民党が、借金苦の政党に転落したいま、山田が言う「自民党溶解」は決して大げさとはいえないかもしれない。


さて、この「日本創新党」、地方自治体で首長として財政難を切り抜けた経験者たちの集団であることを一つのウリにしている。


とはいえ、国政ともなると、霞ヶ関という巨大な壁が聳え立っており、誰がやっても、国家公務員改革、財政再建は容易ではない。


もちろん、そんなことは覚悟のうえだろうが、国民の期待を集めるだけの強力な推進エンジンが、いまひとつはっきり見えないのが気にかかる。


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