240.テロリストにしたのは誰だ!【正義を装う者こそ偽物:IRAアイルランド・ウイグル】 | 和敬清寂 ~書かぬが仏~

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スケート羽生選手のBGM「パリの散歩道」をご存じでしょうか。(下にYouTube動画あり)

羽生選手


この曲の作曲者でギターを弾いていたのは2011年2月6日58歳で死去したアイルランド人、ゲイリー・ムーア。

歌っていたのがゲイリーの盟友で1986年36歳の若さで亡くなったアイルランド人、フィル・ライノット。


羽生選手フィギュア団体戦初日の2月6日はゲイリーの3回忌でした。


彼らの祖国、北アイルランドが英国から長年迫害を受け続けてきた事を知らない人は多いと思います。


IRA(アイルランド共和軍)というテロ・グループが英国に爆弾テロを起こし始めたのが1960年代。

「パトリオットゲーム」というハリソンフォード主演のアクション映画がありました。

パトリオットゲーム

IRAのアイルランド人テロリストを憎っき悪玉として描き、テロの被害に見舞われCIA元捜査官が、テロリストらをやっつけるというストーリーでした。

かっこいい正義のヒーローのアメリカ人や英国の登場人物は紳士的に描かれ、テロリストたちは性格が悪そうで凶暴性をむき出しにした描写が目立ちます。


IRA問題は現在少数の過激派はまだ存在しているとはいえ、ほぼ解決していますが、そもそも善良だったアイルランド人をテロリストにしたのは英国人です。

そのいきさつは、漫画「マスター・キートン」で描かれているのでご参考に。


英国人がアイルランド人を追い詰めてテロリストにしておいて、自分達を正義だとするのは欺瞞もいいところです。


多くのテロリストは白人の偽クリスチャンや偽ユダヤ人が弱い民族を力でねじ伏せようとしてそれに反抗する勢力として出てきたのであって、テロリストが実は被害者だったという例は多いです。


中国がチベット人やウイグル人に対して行っている虐殺行為も構図は全く同じ。

ウイグル人は核実験までやられて強制連行・強制労働で民族浄化を受けている分、アイルランドより過酷です。

偽クリスチャンの白人達がやってきたのと同じように、中国人たちは自分達を正義だと言って憚りません。


そしてそれは、古代の東アジア、縄文時代の日本も同じく善良な民が暴力的な人々に国を破壊され、彼らと同じ経験をしています。


近現代にあっては、強国の横暴に立ち上がった民族派集団は、イスラム原理主義が入り込んで凶暴化したり、かつての共産主義者が彼らの力を革命に利用しました。

その頃、彼らが手にした武器はテロ支援国ソ連製で、ソ連製武器を持つ者=テロリストというイメージがすっかり定着しました。

IRA

ソ連製自動小銃AK-47を持つIRAメンバー

米ソ冷戦時代、テロリスト達は「ソ連の味方で自由民主主義国の敵」と見なされましたが、彼らは共産主義や世界赤化に興味はなく、自分達の民族を守るためソ連に協力したに過ぎません。


米ソ冷戦が終わり、大国ソ連が消滅すると、状況が大きく変わります。

いや、冷戦時代には米ソ2大強国の影に、真実が隠れていただけ。

民族の敵だと思っていたアメリカやソ連ですら、実は実行犯に過ぎなかったという真実が。

本当の敵は、英国でもソ連でも米国でもなかったという真実。



イスラム世界で最も頭が良く、近代的なイスラム世界建設を目指したフセインは、米ブッシュ大統領に「大量破壊兵器を持っている」としてイラク戦争を仕掛けられて処刑。

フセイン死刑

大量破壊兵器は無かった:人道への罪って、アメリカには無かったのか?


ブッシュをイラク戦争へとそそのかしたのは石油利権にあぐらをかく金融資本家達。

プーチンを悪とする国際世論を興してウクライナ暫定政権を打ち立てて、ネオナチをけしかけてロシア人を大虐殺したのも、ユダヤ人の金融資本家達。


<参考> 216.民族vsグローバリズムの時代 【ソ連時代の価値観では理解できない】
http://ameblo.jp/arashi-toranosuke/entry-11857243488.html


中国を世界第2位の経済大国に押し上げて利益をむさぼり、空前の利益をあげ、中国でのチベット人やウイグル人虐殺の報道を少なくさせ、中国が行う民族浄化を世界的な問題にしないよう画策してきたのも欧米グローバル金融資本家たち。


偽クリスチャンや偽ユダヤ人の欧米グローバル金融資本方達が、自分達だけで世界の利益を独占しようと世界の民族を破壊してきたという事実です。


文化を破壊して国柄を潰してしまおうとする文化共産主義も、行き着く先はグローバリズムで、日本もその脅威にさらされています。

中国人の大量受け入れもその一環です。


日本人は、テロリストになってまで民族を守ろうとした人々と同じ気概を持たないと、イラクやチベット、ウイグルが明日の日本の姿になってしまいます。



ゲイリームーアが荒れ果てた彼の故国アイルランドをテーマにした歌があります。

ネットで拾った日本語訳詞を、私なりに変えてみました。
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『ワイルド・フロンティア』
作詞、作曲、歌、ギター:ゲイリー・ムーア

俺は忘れない。エメラルドの島と呼ばれた祖国を
俺は忘れない。戦争が始まる前の故郷を
今俺たちは怒りの海へ乗り出す
お前たちも見たはずだ。犠牲者たちを
お前たちは二度と聞けない。彼らが歌う
『四十の緑』を

※四十の緑:米カントリー歌手ジョニー・キャッシュが美しいアイルランドを歌った歌。

俺たちは失われた祖国へ帰るんだ
祖国が俺を呼んでいる


俺は忘れない。兵士たちが来る前の我が町を
装甲車とバリケードが屈辱を思い出させる
俺たちは血の海に溺れている
犠牲者たちを見てきただろう
彼らはもう二度と歌うことはない
『四十の緑』を


俺たちは失われた祖国へ帰るんだ
祖国が俺を呼んでいる


あの日々を俺は忘れない
あの日々を俺は無限に思い起こす
俺たちは仲間達を失い苦しみ続けている
そして祈る。失った事を無駄にしてはならないと
苦い涙のあの年月
俺たちは再びあの日々を取り返したい。


今俺たちは怒りの海に乗り出す
犠牲者たちを見てきただろう
俺たちがまたあの歌を聞くことはできない
『四十の緑』を


俺は忘れない。失った友人を
彼を亡くした悲しみを
時が経てば忘れると皆は言うが

俺たちは失われた祖国へ帰るんだ
祖国が俺を呼んでいる
「四十の緑」が俺を故郷へと呼んでいる

俺たちは帰ろう
失われた祖国へ
俺は帰る
失われた祖国へ

(原文)
I remember the old country they call the emerald land
And I remember my home town before the wars began
Now we're riding on a sea of rage
The victims you have seen
You'll never hear them sing again
The Forty Shades Of Green

We're goin' back to the wild frontier
Back to the wild frontier, it's calling

I remember my city streets before the soldiers came
Now armoured cars and barricades remind us of our shame
We are drowning in a sea of blood
The victims you have seen
Never more to sing again
The Forty Shades Of Green

We're goin' back to the wild frontier
Back to the wild frontier, it's calling

Those are the days I will remember
Those are the days I most recall
We count the cost of those we lost
and pray it's not in vain
The bitter tears of all those years
I hope we live to see those days again

Now we're riding on a sea of rage
The victims you have seen
You'll never hear us sing again
The Forty Shades Of Green

And I remember a friend of mine
so sad now that he's gone
They tell me I'll forget as time goes on

We're goin' back to the wild frontier
Back to the wild frontier, it's calling
Those forty shades of green are calling me back home

Ooh, we're goin' back
back to the wild frontier
I'm goin' back
back to the wild frontier
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彼は、「Hiroshima(広島)」という曲も作っています。
日本を自分の祖国アイルランドと重ね合わせていたのかも知れません。


歌詞を少しだけ

「彼らは未だに忘れない
あのリトルボーイ(広島型原爆)が落ちた日の事を
彼らは未だに忘れない
家が子供達の墓になった時の事を
あの8月の朝、死んでいった魂の深い苦しみと悲しみを
なぜ俺たちは耳を傾けない?
なぜ警告を聞かないのか?

ヒロシマ 罪のない人々が炎に焼かれた場所
ヒロシマ あの記憶が俺の腹をえぐる
ヒロシマ 世界は深く恥じろ
ヒロシマ 突然、生から死へと直面した場所
・・・・・

ユダヤ人金融資本家達に騙されて、原爆投下を正しかったと考えているアメリカ人はゲイリー・ムーアの爪の垢でも煎じて飲め、と言いたいです。

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ゲイリー・ムーア - ワイルド・フロンティア


ゲイリー・ムーア&フィル・ライノット「パリの散歩道」 羽生選手のBGM
Gary Moore with Phil Lynott - Parisienne Walkways (live)


<オマケ> ゲイリー・ムーア Over the Hills and Far Away
無実の罪で刑務所に入った男の歌です。


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